思考の錯覚「精神戦」

@Yamaidare

第1話 始まり

思考の錯覚「精神戦」


        <第1話 始まり>




帰現型分裂「なんだよ、運動場か? ここ」


野球部顧問「誰だね、君は」


帰「あぁ? なんだよ! 」


顧問「誰か知らんが、今は、練習中だ、出て行ってください」


帰「はっ!出て行ってくださいわ

ひでぇだろ

せっかくきてやったのによぉ」


顧問「君は、野球部のOBかね?」


帰「んな事はどうだっていいんだよぉ さっさと始めるかな!」


野球部部員A「先生っ! うっ!運動場に大量の牛が!!!!」


顧問「なっなんだこれは?」


野球部部員「どうなってるんだ」


部員「どっから牛が?」


帰「ハッハッハッーー

いいー感じだね~ どんどん疑え! 貴様ら!!!!!!」


顧問「お前がやったのか?」


帰「さぁ~なぁ~ 

俺の方を向いている時間なんてないぞ!」


部員B「せっ、せんせー!! !!!

グラウンドの真ん中に突然!船が!!!」


部員C「せんせーーーっ!!

運動場の一部が道路になりはじめています どぉなっているんすかっ!!!!!」


部員D「コンビニ!? 運動場にいきなりコンビニが!!」



帰「ハッハッハッハッハッハッハッ―ー いいね~いいね~ 

これだけ疑う気持ちが集まれば、そろそろ帰現するだろ! 極めつけに あの台詞言っとくかな!!」


顧問「一体全体これはなんなんだ‼」


帰「おい! 貴様らぁー‼!!

今から俺が言う事をよぉーく聴け!! いくぞ‼! 


こ!こ!に!は!だ!れ!も!い 」


続妄型分裂「騒がしいなぁ」


帰「ちっ! 来やがったぜ!」


続「当たり前だろ これだけ思考値をつかい、これだけ騒ぎを起こせば

誰だって気付く」


帰「あぁあ せっかくもうすぐで帰現だったのに」


続「早速だが消えてもらうぞ帰現型!

俺も忙しいからなっ」


帰「ふんっ! 俺を殺ろうってのか? ハッハッハッハッー

望むところだぁぁ!」


         <帰現型分裂vs続妄型分裂>


続「上を見てみろ」


帰現型が上を見上げると、4台のグランドピアノが落ちてくる(降ってくる)


帰「ピアノで潰そうってか? 

けっ そんなんじゃ 殺れないよ」


地面から生えてきた鉄筋が帰現型を覆い、ピアノから身を守った


続「さすがに、単純すぎたか 

では、次はどうかな?」


帰現型の周りに無人のバイク数十台が現れ、帰現型に向かって猛スピードで走りだす


帰「今度はバイクで押し潰すつもりか、 またまた単純だなぁ」


続「上を見てみろ」


また空からグランドピアノ数台が降ってくる


続「バイクがお前にぶつかる のと

ピアノがお前にぶつかる タイミングをあわせてある バイクを止めるために地面に欠落を起こせば、その間にピアノに潰される、ピアノから身を守ろうと鉄筋を出しても、バイクのが速度が速い、バイクに潰される 

終わりだな」


帰「けっ こりゃ、ちっと、やべぇなぁ」


続「消えろ!!」


バシャ!!

帰現型を中心に半径数メートルが湖になる


続「地面を湖にしたか!」


帰現型が水の中から出てくる


帰「ふぅ~、危ない危ない

地面を湖にして潜れば、バイクも進んでこれねぁし、ピアノもあたらねぇ

やるだろ?」


続「まだお前に湖を作るだけの思考値が残っていたとわな 計算外だ」


帰「まだまだこれからだぜ(とは言ったものの、牛を数頭、運動場の真ん中に出した船、道路、コンビニ、鉄筋に、運動場の一部を湖 さすがにちょっときついな)」


続「強がるな! さっきの湖で相当、思考値を使ったはずだ

もう思考値も残りわずかだろ、お前にもう大きな物は創れない

次の攻撃を防げるかな?」


(ガラスが割れる音)


続「グラスか? もうグラス程度しか創れないのか、哀れだな」


帰現型の前には数百個のグラス


続「それを俺にぶつけるつもりか?

フンッ!そんなんじゃぁ 」


帰現型がそのグラスを数十個ずつ続妄型にぶつける


グラスが割れる音が運動場に響く


続「痛くも、痒くもないぞ 

さぁそろそろ締めるかな 」


帰「一か八か!! 


帰現法 事実爆破!!!」


続「なにっ!!! グラスが割れる音で本人の視点を俺に向けさせたかっ!!」


続妄型が立っていた付近が爆発する


帰「やったか!!」


バシャ

続妄型を中心に半径数メートルが湖になる


帰「けっ 間に合わなかったか‼

てかっ 真似してんじゃねぇーぞ」


続妄型が水から上がる


続「さっきのは確かに危なかった!

グラスが割れる音で、野球部部員の中にいるであろう本人の視点を俺に向けさせ 事実爆破を発動するとわなぁ


甘く見ていた」


帰「おいっ あれを見てみろ!!」


続「そんな子供騙しに引っ掛かるとでも思っているのか」


帰「騙してんじゃねーよ 

ありゃ 白波 じゃねーのか?」


北の空が真っ白に染まって行く


続「白波だな お前が派手にやり過ぎたせいだ」


帰「お前だって、ピアノ降らしたり、バイク数十台出したりしてただろぉ


それより、どぉ~すんだよぉ もう白世界と繋がりはじめてんじゃねぇかよぉ」


続「完全白世界になるのも時間の問題だ、ここは一旦、帰現して、本人の思考を安定させる」


帰「へっ! まさか続妄に帰現を進められるとわなっ」


続「本人のためだ、さっさとやれ!!」


帰「よぉーし、じゃ、言うかな

って 野球部員、腰抜かしてんじゃねぇかぁ」


続「さっさと言え!!」


帰「おい貴様らぁ!! 

今度こそよぉーく聴け! 


こ!こ!に!は!だ!れ!も!い!な!い!!



決まったぜ!!」


地面が揺れだす


部員「こっ今度は地震か!」


部員「ピアノが空から降ってきたり、地面が急に湖になったり、一旦なんなんだよ」


部員「頼れる先生は、気絶してるし……」



続「そろそろ帰現だな」


帰「あぁ もう台詞も言ったしな

って、おめぇもくんのかよ!!」


続「当たり前だ、次の世界でお前を消さないといけないからな」


帰「そらぁ、こっちの台詞だぜ」


部員「おいっ 校舎が半分消えてんぞ」


部員「お、お前の体!!半透明になってぞ」


部員「お前の体も、、、なんなんだよ」



帰「始まったな」


続「そのようだな」


帰「こんだぁ、どんな世界だろうなぁ」


続「どうでもよい、やることは同じだ」


帰「学校繋がりで、試験中の世界だったりしてな、いや、はたまた葬儀中かもな

いやいや! 結婚式っても壊しがいがあるなぁ 二人が愛の誓いのキスをするその瞬間に ボトッ ボトッ っと数体の死体が天井から降ってくる ってのはどうだ? こりゃ相当 疑う 要因になるんじゃねぇのぉ~

うん、地面から死体が生えてくるってのにしようかなぁ

きーーー!!早く帰現したいぜぇ」


続「帰現中にあまり話すな 

お前のその一言一言も本人の思考を使っている 本人の負担になるだろ」


帰「本人の負担になる だとぉ

続妄のぶんざいで えらっそうな事いってんじゃぁねーぞ」


続「舌を引っこ抜くぞ!!」


帰「へっ! まぁいい

黙ってやるよ 」 


<こうして次の世界を待つ型精神達でした>


続く…………………………


<状態>特殊世界、特殊状態


分類 : 精神戦闘、特殊第二種不完全白世界、帰現中 


基盤:同一


経路:純粋


層:不完全白世界


枠:不完全白世界


欠落:帰現型分裂、牛、など多数


制御:続妄型分裂、など多数


干渉:あり


現象:対立精神 精神戦闘 白波 世界振動


創造とその他:


推定される白世界までの距離:-


推定される黒世界までの距離:不明


思考の錯覚が起こる可能性:68%




第1話を読んでくれてありがとうございます


<状態>とは、この世界の状態を書記型精神(本人優先思想)が書いたものと言う設定です


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る