就活に出会いを求めるのは間違っているだろうか
就活に出会いを求めるのは間違っているだろうか?
数多の種類に分かれる無限の企業。凶悪なブラック企業の坩堝。
富と名声を求め自分も恥知らずの就活生に仲間入り。リクナビに個人情報を登録していざ出陣。
手にもつ履歴書一枚でのし上がり、末に到来するのは狂的な面接官に襲われる青年との出会い。
響き渡る志望動機、面接官の意地の悪い質問、間一髪で思いつき切り返す鋭い気の利いた答え。
面接官は倒れ、残るのはイスに座り込む青年と、華麗に佇む格好のよい自分。
ほんのり染まる頬、自分の姿を映す澄んだ綺麗な瞳、芽吹く淡い嫉妬心。
時には飲食業界志望の可愛い女子にその日のグループディスカッションを語り、仲を育んでみたり。
時には野蛮な同業種志望の者から一般職志望の少女をも持ってみたり。
時には公務員志望の者を慰め手を貸し、ウェブテストをチーム戦で乗り切ってみたり。
時には他の就活生と活発に情報交換をしている姿を目撃され、嫉妬されてみたり。
時には時には時には時には……。
てなわけで、就活に出会いをもとめるのは間違っているのだろうか。
以前、ゼミの先輩から聞いた話からすると彼氏がいる場合は分かれずにキープしておくことがメンタルの為には無難であるということであった。
では彼氏がいない場合はいかがであろうか。
就活というのは非常に出会いの場が多い。
合同企業説明会。
企業単体の説明会。
学内の企業説明会。
学内の就活研究会。
などなどここにさらに、選考がついてくる。
町を歩けば自分と同じように初々しくスーツに身を包んだ人間はたくさんいるだろう。
会話のきっかけもたくさんある。
しかし、考えてほしい。
そこにいるのは自分を限りなく大きく良く見せたいあなたと同じ学生です。
別に大したことないでしょ?
そんなことより、私たちはゆとりらしく自分にあった企業にであわなければいけません。
就活には素敵な会社との出会いを求めるべきだと思った。
そして、就職する前に同じ大学内で彼氏候補を見つけてキープしておくべきだろう。
あとは、就職してから長い研修の中で同期と愛を育むのもよいだろう。
異業種交流という名の合コンだってあるさ。
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