35話
南高祭当日
いつもより早く起きて少しメイクをして髪を巻く
いっぱい買い食いをしたいから朝ごはんを食べずに家を出た
学級委員の私と田中くんはみんなより早く来てテントを建てたりと、いわゆる雑用をさせられた
雑用が終わって教室に行くともうみんな来ていた
みんなでデザインを考えて業者に作ってもらったエプロンが届いていたみたいですごく盛り上がってる
私もエプロンを受け取る
黒のバックに濃いピンクで2-4とおっきく書かれていて
下の方には白色で小さく全員の名前が書かれている
さっそくみんなで着て並んで写真を撮った
先生が来て
先生の指示で外に出る
鉄板を温めてちゃんと火が付くか確認したり
生地を作って準備する
私と優希は客呼び担当でチラシをもって門の前にスタンバイする
麻里はクレープを焼くのが上手すぎて生地を焼く担当になった
それぞれのクラスの模擬店が並んでいてグランドは夏祭りみたいになっていた
チョコバナナと書いてある看板を見つけてテンションが上がる
自由時間は絶対に行こうと密かに決めた
校長先生の声で南高祭がスタートして門が開く
中学生から保護者まで幅広い年齢の方達が入ってくる
私はいろんな人に声をかけチラシを渡す
30分くらいでチラシは無くなってしまい
優希とみんなの元に戻ると結構人が並んでいて
「手伝って!」と麻里に言われ
私はフルーツを切るのを手伝い、優希は接客を手伝った
やっぱり一番人気はいちごとバナナとチョコの組み合わせでいちごが無くなってしまい先生が自腹で買い出しに行くという予想もしなかった事が起きたが、それも合わせて楽しかった
あっと言う間にお昼になり後半チームと交代して私達は3人でいろんなところに行った
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