カクヨムというプラットフォーム その2
『あるアニメ製作スタジオの終焉について』の方は、現在休載しており、ご挨拶のページを除いて全て非公開になっているので、休載の日付である5月17日に遡って検証します。
因みに、本日6月3日の時点で星★は514個、累計PVは273,904となっています。5月17日からほとんど変動はないはずです。休載直前の時点で、毎日のPV増加は2500~3000の間でした。
なかなかの数字と思われるかもしれませんが、この作品実は休載直前の週刊ランキングはランク外。月間ランキングの推移も、あと数日でランク外に消えるという状態でした。
こちらはロケットスタートで一気に読者を獲得し、その後も継続して読まれ続けるという性格の作品。これはこれで、エッセイがヒットする形の1つであったと思います。
こっちも、タグライン的な説明をしましょう。
~まさかのロケットスタートで、一気に読者獲得~
『あるアニメ製作スタジオの終焉について』
こんな感じです。
この作品で起きたことは、初期のごく短期間の内に、星★を付けてくださる方が一辺に高評価を下さったため、後半の星の増加はほぼ無し。閲覧数は毎日増えているにも関わらず、ランキングが下がる一方で、遂にはランク落ちという現象でした。こういう閲覧傾向も、『カクヨム』は評価が出来ないようです。
余談ではありますが、読者の方の何人かからは、星★を3つ付けたあとは、何も応援ができないんですねという、ありがたい励ましのお便りをいただいたこともあった程です。
『犬を飼うということ』と、『あるアニメ製作スタジオの終焉について』の2つの推移が示すものは、今の『カクヨム』は、スモールスタートで、徐々にファンを増やすようなコンテンツしか評価が出来ないのだろうと言うことです。
もちろん、星★が1000を超えるコンテンツも実際に存在するわけですから、爆発的なヒットの更に上というものも有り得るでしょう。
しかし正直言って、それがどういうコンテンツで起きうるのか、ちょっと想像がつかないのですが。
最後にもう一つ、エッセイにとって不利な状況を示しておきましょう。
それは、エッセイというものが、比較的短い文章を長期連載するのに向いているコンテンツだということ。
これまで『カクヨム』を利用してきた印象からは、『カクヨム』では長期に連載すればするほど、獲得した星★がランキングに貢献しなくなる傾向があるように思えます。間違っているかもしれませんが、星★の獲得数をページ数で割った指標が順位に反映しているのではないでしょうか?
もしもこの推論が当たっているのであれば、評価の仕組み自体が、そもそも長期連載を阻害しているように思えます。
このようなことから、冒頭に書いたように、今の『カクヨム』はエッセイに向いていないと評したわけです。
もちろん、書くためのプラットフォームとしても、読むためのプラットフォームとしても、『カクヨム』はなかなか良いと思っており、それには満足しています。
要するに、作品を評価するプラットフォームとして、エッセイに向いていないという事です。
念のために言いますが、筆者が今のと限定していいることを忘れないでください。
これはらは重大な欠点だと思われますので、何れは改善されるものと期待しています。
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