第163話 源氏物語を誤読する。「夕霧の君について」

与謝野晶子訳で源氏物語を読みました。




そしたら、びっくりしました。


ぼくは誤読してしまったんです。




ぼくが誤読した内容はこうです。


「源氏光は空蝉のおばさんと初体験した後、物の怪につかれた夕顔と逢瀬する。


その後、葵の君という女性を正妻として迎え、子供をもうける。たいへん美しい子供ができる。


葵の君は死んでしまう。源氏光は、兄である天皇の女に手を出した不倫の罪で流罪になる。


これは実際は冤罪で、本当は不倫はしていない。


源氏光は、紫の君と明石の君と末摘里の君とハーレムを作り、暮らす。


夕顔の娘『夕霧の君』が現れ、夕霧の君と性行為をしてしまう。つまり、母が死んでいるが実の娘に手を出した。そのまま暮らし、晩年を迎え、死ぬ」




これはたいへんな誤読のようです。ウィキにはちがうことが書いてあります。


与謝野晶子訳源氏物語は角川書店から全三巻で文庫本がでてますが、


青空文庫で無料で読めます。




ぼくは誤読をしたため、実の娘とやっちゃう小説が世界最古の長編小説として日本の文学の代表になってるんだ。これを世界中で読んでるんだ。


と思い、世界中の娘さんの純潔を心配しました。




いったい、本当はどう書いてあったのかわかりませんが、教えてもらったところによると、


本当の話はもっと平凡で、こうなのだそうです。




「源氏光は空蝉のおばさんと初体験した後、物の怪につかれた夕顔と逢瀬する。


その後、葵の君という女性を正妻として迎え、子供をもうける。たいへん美しい子供ができる。


葵の君は死んでしまう。源氏光は、兄である天皇の女に手を出した不倫の罪で流罪になる。


これは実際は冤罪で、本当は不倫していない。


源氏光は、紫の君と明石の君と末摘里の君とハーレムを作り、暮らす。




『葵の君の息子・夕霧の君』が現れる。夕霧の君は清楚な男性である。なんかいろいろあったらしいがよくわからない。読んでないから。


そのまま暮らし、晩年を迎え、死ぬ」




こうである。


もうわけがわからなくて、原本が何なのか、その原本の文字は草書なのでおそらくぼくには読めない。もちろん古語であろうから読めない。だから、原典を確認することができない。




もし、ぼくの誤読が本当なら、源氏物語は「ロリータ」よりよっぽどか変態な有害図書である。十八禁指定まったなし。




これを源氏物語陰謀論と名付ける。





物語に直接の性描写はありませんので、子供が出来たかだけでしか、性交渉があったか確認できないんです。末摘里の君だけ「結ばれた」とあった気がします。

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