自称ナルシストイケメンの五つの時

ぱぴぽぴ

第1話始まりの時

春風がそよぐ季節…………なんて言う前置きは置いといて、俺様東城那月は高校生になりました。


「俺様は高校で一番のモテ男になってやる!いやちが うな、モテ男になってしまうのか!ふぁあはははー」

見ての通り東城那月は重度のナルシストなのである。

「なっつー朝から元気いいなー。そのエネルギーを違うことに活かせたらいいのにな。」

「っち、男かよマジ最悪だわー。」

「その返し方になんも感じなくなってきた自分が怖くなってきたわ!!」

この男は松山昴(まつやますばる)。幼稚園からの幼馴染でなんでも言い合える仲だ、ちなみに彼女持ちで頭がとても良い。

「今日はとくに元気良いな、そんなに高校が楽しみだったのか?」

「当たり前だろ!!ここの高校は美少女揃いなんだぞ!なんのために勉強したと思っているんだ!!」

「それにしても良くあそこまで学力上がったな、いまでも驚いてるぐらいだ。」

東城は中学生の時学力はビリだった、でも美少女が沢山いるっていうことでこの学校、聖秀院高等学校のために命を削るほど勉強して入ったのである。

「まぁ少し手こずったが入ったことには変わりない俺様は今日からJKとキャッハウフフな日常を送るのだ。」

こんな他愛のない会話が登下校の道に続いていったのである。

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