第51話 新世界のフレンズ
男「『樹から化けネズミを作れるわけないよな…』」
後輩「あー、あのセリフで一気にゾクッとしますよねえ」
男「あの作品の、一貫して漂うダークな雰囲気が鮮やかに収束する一瞬だよね…。僕、小学生の頃、読書感想文の題材にアレ選んじゃってさ…」
後輩「うわ…」
男「おかげでその年の夏休みの半分くらいを、何かにつけて感傷的になっちゃう豆腐メンタルで…あー」
後輩「…なんか、トラウマ掘り返しちゃいましたか…? もっと明るい話しましょうか。んー…」
男「……」
後輩「すごーい! キミは人語を理解できるハダカデバネズミのフレンズなんだね!」
男「待って、この話題にそのネタを入れるのは危険過ぎる、混ぜるな危険過ぎる」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます