セリフだけで描かれた斬新な作品でした。冒頭からは何かなくしものをしたのかな? という程度でしたが、読み進むうちに「タイムマシン」という言葉が出てきて、さらに人類を俯瞰しているようなセリフも登場し、もしかしたら近未来の人類かもしれない、いや人外の存在なのかもしれない、いやいやただなにかのゲームをしているだけなのかもしれない、と無限にイメージが広がるのが楽しくもあります。
なんだかラストのオチがよく分からなくて、?とはなりました。どの物語を想像しても、ラストですとんと腑に落ちるような書き方だと最高だったような気がしますが、贅沢な感想かも知れません。