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目次
離れるな
今日は時計も携帯も身につけずどこかへ行こう
どこかってどこ？だなんて、わからないからどこかだろ
どこかへ向けて車にも乗らず歩いて行こう
歩き疲れたらどうする？だなんて、バスも電車もこの国を縦断してるだろ
お金がないと何もできないなんて口癖は封印して
目的も時間も責任もお金だって
何もないから充たされた気持ちを開放して
二人で笑ったのなんて久しぶりだね
別に何も欲しくはないね
大きな夢なんて小さな現実に躓く僕らに不要だね
正直に言うならば
僕は今とても幸せだけど
なんか負け惜しみに聞こえたら嫌だから
小さい声で君にだけ言うよ
ここのところゆっくりできてなかったからさ
これから先の長い時間を考えることもなかっただろ
そこんところを真面目に見据えるつもりだから
とりあえず僕の手をしっかりと握ってくれないか
夢がないと生きていけないなんて大袈裟だよな
未来も計算も成功もむしろおっかないけど
もしか既にそいつを手にしてるのかも
二人で歩いてるなんて無意識だったね
別に何も悪い気分じゃないね
大きな話題なんて沈黙を苦にしない僕らに不要だね
僕は今この瞬間を完璧だと思っているけれど
世間的には負け犬の遠吠えってやつかもな
だから心にしまっておくよ
必ず守ってやるから
決してこの手を放すな
傍にいろ
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