銃の紹介(サブマシンガン編)

 今回は有名なサブマシンガンの紹介です。



『MP5』

 

 装弾数:30+1(マガジンの大きさによって装弾数は変わります。30連は一般的に多くみられる大きさのマガジンです)

 使用弾薬:9mm×19パラベラム弾


 H&K社製のサブマシンガンです。

 これはかなり有名といってもいいんじゃないでしょうか。

 本来、弾をばら撒く程度の精度しかなかったサブマシンガンですが、この銃は狙撃が出来るまでに精度を上げたもので、各国の警察や軍、日本の警察も使っています。

 狙撃が出来る、といっても、所詮拳銃弾なのでそこまで遠くは狙えませんが、狙って当てられるだけ他のサブマシンガンよりも優秀です。

 

 また、バリエーションも多く、サプレッサーが内蔵されたモデルのほか、アタッシュケースに入る大きさのコンパクトモデルなどもあります。

 



『イングラムM10』


 装弾数:32

 使用弾薬:9mm×19パラベラム弾


 MAC(ミリタリー・アーマメント・コーポレーションの略)のサブマシンガンです。

 それを取って、MAC10(マックテン)と呼ばれることもありますね。イングラムは設計者の名前です。


 大型のサプレッサーを装着しているものを見る機会が多いですね。

 連射速度がかなり速めで、32発を1秒ちょっとで撃ち尽くしてしまいます。

 こちらはMP5とは違い、本当に弾をばらまく程度にしか使えませんね。サイトも単純なもので狙撃には適していません。


 

『UZI』


 装弾数30

 使用弾薬:9mm×19パラベラム弾


 IMI社製のサブマシンガンです。

 スチール製で、かなり重いらしいです。

 また、いろんな弾薬に対応してますね。

 意外といろんな作品に顔を出してる気がします。



『トンプソンサブマシンガン』


 装弾数30

 使用弾薬:.45ACP


 オートオードナンス社製のサブマシンガンです。

 1921年から生産され始め、トミーガン、シカゴタイプライターなど様々な愛称でも呼ばれていますね。


 50発のドラムマガジンが付いたものの方が見る機会は多いでしょうか。

 ですが、この銃は設計が簡略化されコストダウンをしたトンプソンM1というタイプもあって、こちらはドラムマガジンが装着できないようになっているので注意が必要ですね。

 M1、それとM1A1は第二次大戦中に大量生産することになり、それに合わせて生産にかかるコストを減らす目的で作られたものです。

 そのために、一部の部品などが簡略化され、その際にドラムマガジンを固定する部分も排除されてしまったので、ドラムマガジンを付けることが出来ないのです。



『Vz.61』


 装弾数20+1

 使用弾薬:.32ACP


 CZ (チェスカー・ズブロヨフカ)製のサブマシンガンです。

 スコーピオンとも呼ばれていますね。


 小口径の弾を使いますが、もともとたくさんの弾を一度に撃つのがサブマシンガンなので、接近戦では非常に火力の高い武器となります。

 加えて小口径なので反動も少なく、扱いやすいというのも利点でしょうか。

 それにサブマシンガンというより、マシンピストルに分類してもいいくらい小型です。

 ちなみに、レーザーサイトは標準装備ではありません。



『PP-19』


 装弾数:64+1

 使用弾薬:9mm×18マカロフ


 イズマッシュ社のサブマシンガンです。

 ビゾン、という呼び方のほうが知っている方は多いと思います。


 この銃は、ヘリカルマガジンと呼ばれる、マガジン内部に弾を螺旋状に込めることでより多くの装弾数を稼ぐことのできるマガジンを装備しています。

 ヘリカルマガジン自体は、ビゾンの前から開発されてましたね。


 また、同じヘリカルマガジンを使用し、外見も少しだけにてるPP-90M1という銃がありますが、ビゾンがAK系の設計なのに対し、こちらは独自の設計で開発元も違う別の銃です。

 割と間違われている方が多くいたので、一応書いておきます。


 

『P90』


 装弾数50+1

 使用弾薬:5.7mm×28


 FN社のPDWです。

 サブマシンガンと似たようなものなので、こちらに。

 

 ヘリカルマガジンとは違いますが、こちらも弾丸を横向きに装填することで多く弾が入るようになっています。

 また、排莢口が下に付いていて、左右どちらからも同じように操作可能と利き手を選ばない銃でもあり、弾も特殊なもので非常に貫通力の高いものになっています。

 他のサブマシンガンと比べれば、圧倒的に性能は上ですが、5.7mm弾を使う銃が限られているのが欠点といえば欠点でしょうか。

 

 

『MP7』


 装弾数:40+1

 使用弾薬:4.6mm×30


 H&K社のPDWです。

 P90と似たようなものですが、よりコンパクトな形になっています。

 耐久性も精度もなかなかあるようです。

 伸縮式のストックと可動式のフォアグリップが標準装備で、上面と左右にしっかりとレールが設置されているので、P90より拡張性はこちらの方が高いでしょうね。

 また、サプレッサーを使った場合、同社のMP5のサプレッサー内蔵モデルよりも音を小さく出来ると言われています。

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