もう圧巻の九章でした!
明かされた王族と七つの大罪の秘密、そしてムスカの真実と最期、ミンウェイの気持ち。
ミンウェイは生い立ちが複雑なので、気持ちも本当に複雑ですね。
シュアンがそれにちゃんと気づいていて、寄り添って(?)くれて、さすが私の推し。
これはもう、決まりですか???(しんみり、からの興奮)
第1部が始まりの章だとすると、第2部は理解の章でした。王族のことや、七つの大罪のこと、そして計画のこと、それに加えて登場人物の過去や心情も明らかになっていく。
あ、まだ最後の章が残っている! このまま読みきりますよ~!
作者からの返信
すなさとさん
コメントありがとうございます!
圧巻とのお言葉嬉しいです!
今までも、かなり詰め詰めの物語なのですが、この第九章は、本当にいろいろありました。
(ややこしいところ、分かりにくいところ、たくさんあったと思います。
すみません&なのに、お読みくださり、ありがとうございます!)
ミンウェイの生い立ちは複雑すぎて、初登場時の「明るく元気で、ちょっと乱暴なお姉さん」が崩れまくってしまいました。同一人物の言動とは思えないことが、たびたび、あったような……。物凄く、ブレブレキャラになってしまいました(反省)。
第九章の最終話で、シュアンが解説してくれたので、一応、説明がついたかな…………。
(シュアン推し、ありがとうございます! 決まりかどうかは……?)
こうして第二部を書き上げてみると、第一部は本当に、始まりですよね。
ルイフォンとメイシアの仲が成立してから始まる物語、ですから。
ふたりの周りの人々も、第二部からやっと動き出す感じ。
そして、第二部で、謎が(ほぼ)全部、明かされちゃいました。
なのに、第三部まである謎構成です(あわわ……)。
そして、読み切ってくださり、ありがとうございます!
もう、なんと感謝申し上げたらよいのやら! ありがとうございます!
ともかく、次のコメントの返信へ行きます。
(たくさん、コメントをくださり、ありがとうございます。ほくほく、ノリノリで、お返事を書いております)
あぁ、そうか。最期の瞬間はミンウェイさんにとってはそう映るのですね。最期の言葉も、自分を思ってのことだけど、裏を返せばそうなってしまう……分かった瞬間ぞわっとしました。
シュアンさんの冷たいけれど、それでもミンウェイさんを思っての言葉たち。刺さりましたが、彼なりの思いやりでしたね。
前向きに一歩を踏み出せたようで良かったなと思います。
作者からの返信
花音さん
コメントありがとうございます。
〈蝿《ムスカ》〉の最期の瞬間。
皆が、「良かった」と感じる中、ミンウェイだけは、実は……。
――という、知らないほうがよかったかもしれない、心の奥底、でした。
ぞわっとさせてしまい、申し訳ございません!
ミンウェイ本人も、「そんなふうに考えたら駄目!」と、封印しようとしていたのですが、シュアンがあばいてしまいました。
ここで全部、吐き出さないと、ミンウェイは引きずり続けることになるから……、と。
綺麗に終わったと思われた、〈蝿《ムスカ》〉=『彼』の最期なのに、ちょっと台無しな感じかな……と、思います……。
けれど、この先も生きていくミンウェイは、ちゃんと「お別れ」をしないと前に進めないから……。
前向きに踏み出せてよかったと言ってくださり、ありがとうございます!
編集済
シュアン、ミンウェイの心の内側の、本当に深いところまで見つめてくれているのに、それを口にするときはストレートで平べったい表現にする。
それが、ミンウェイが心をさらけだして前を向くためにはよかったのかも、と思います。
シュアンが、距離を取ったり縮めたりするのに、凄く気を配っているところがすきです。
(だからこそ、「ぎゅう」がドラマチックだったー!)
(そしてリュイセン……が、がんばれー!]
作者からの返信
李奈さん
コメントありがとうございます。
シュアンは、ミンウェイの本心をズバリ見抜いているのに、口に出す台詞が……。
いえ、ズバリ見抜いているからこそ、アレなのかな、と思います。
耳に優しい、ありきたりな言葉では、ミンウェイは表面を取り繕った「お人好し」の顔をするから……。
(いくらシュアンだって、優しい言葉のひとつも言えるはず、と思ったのですが、冷静に考えると、絶対に無理な気がしてきました)
シュアンが距離に気を配っているところ、好きと言ってくださり、ありがとうございます。
ミンウェイが「大きなもの」を怖がることに、シュアンが気づかないわけがない。
だから、実は今まで、シュアンは、ミンウェイに上着をかぶせたり、帽子をかぶせたり、ふざけて拳銃を突きつけたりはしても、彼女に直接、触れたことはなかったのでした(最初を除く)。
(――けど、そのことに気づいているのは、シュアン本人と、当事者のミンウェイだけ。たぶん、周りは誤解している)
(「ぎゅう」が、ドラマチックだったと、言ってくださり、ありがとうございます!)
(そして、リュイセン……。
リュイセンは、ミンウェイのために、シュアンにあとを追わせたんですよねぇ……。
シュアンの言葉なら、ミンウェイが自分の感情を殺して無理に笑うことはないと分かっていたから。
ここでもまた、リュイセンは、自分よりもミンウェイ優先……。……切ない。
リュイセンは、いい奴すぎる……。
がんばれ、のお言葉、ありがとうございます)
シュアンが……っ! とどきどきしてしまいました……っ!(*ノωノ)
過去にいろいろとあるだけに、ミンウェイが吹っ切るのは本当に難しいですよね……(><)
でも、ついに未来への一歩を踏み出せそうで本当によかったです……っ!。・゚・(´^`*)・゚・。
作者からの返信
綾束さん
コメントありがとうございます。
どきどきされました!?
シュアンは、ミンウェイのことを「お人好し」と言いますが、彼自身もかなり面倒見が良いと思います。
そして、悪人面のくせに義理堅い。今回は、リュイセンに頼まれて、ミンウェイを追いかけてきたわけなので、リュイセンが怒るようなことはしていない……はず……たぶん……?
ミンウェイは、本当に、いろいろあって……(面倒臭い……と、言ったら、なんだけど……)。
ミンウェイを縛っていたのは、ミンウェイ本人だと思うのです。そして、これでやっと、ミンウェイは過去に別れを告げられたのではないかと。
彼女の未来への一歩を祝福してくださり、どうもありがとうございます!
また、近況ノートへのコメントもありがとうございました。
お暇なときにお越しください。
https://kakuyomu.jp/users/NaN/news/16817139558467518163
続きです。
って、何と!?
「彼女」が、妻(ミンウェイ)が、起きているー!?
何とー!?
しかも、ミンウェイ(妻)の苦しみの前に、命を終えようとしていたムスカが目を見開いたー!
まさか、まさか……こんな奇跡が起きるなんて……!
そして、タイトル来ました!比翼連理の夢……!
ああ、なるほど……そうだったんですね。
ヘイシャオは、二人で共に年を取ることを、この二人に託して死んだんですね。
儚くて、切なくて、でも夢見た未来。
しかし、その夢の構造が残酷過ぎる……。
ヘイシャオは、娘を思う父の心も残っていたけど、それでもやはりどこか狂っていたんですね……。
ですが、やはり私もこの瞬間はミンウェイの言う通り奇跡だと思います。
ミンウェイの願いが、言葉が、迫りくる様です。
そうですよね。
刹那でも、生きたいですよね。意識があるのならば、尚更もどかしかったでしょう。
最後の最後に、二人で触れ合い、想いを交わし合ったことは彼らの救いとなったのでしょうか。
そして、最後にちゃんと「娘」のミンウェイに声をかける。
ちゃんと両親だったんだな、と。
三人で幸せになる未来が見てみたかったと、叶わないからこそ余計に強く思ってしまいました。
……月ノ瀬さん、私を泣かせすぎではありませんか?(笑)
悔しいけど、最高にムスカにとっては良い終わり方だったと思います。ムスカなのに……ムスカなのに。
くそう。
良い最期でした……!どうか、今度こそ心から安らかに眠って欲しいです。
あと、幸せにおなり、の言葉とその後の表現がすごく好きです。
そして、何とも言い難い余韻に浸っていたいのに。
それを許さぬ現状。
エルファン様、素敵です(現実逃避)。彼が促してくれなければ、もっとこの空気に浸っていた……。
ライシェンについては、当然連れて行くという選択をしますよね。
本当に、このデヴァイン・シンフォニア計画がどうなるのか。私もルイフォン達と一緒に見届けたいです。
ルイフォンの言う通り、この計画のせいでたくさんの大切な人達の犠牲が出ました。
しかも、それが遥か昔の悲劇から連なる因縁なのですから。
これを断ち切るのか、それともまた別の在り方へと変えていくのか。最後まで追いかけたいです!
ミンウェイの等身大の、けれどそれでもお姉さんな在り方がとても好きです。
リュイセンと幸せになって……。
ですが、最近追い上げが凄まじいシュアンがいるからなあ……。
あと、ムスカとミンウェイの亡骸を、後々のために利用しないで埋葬しようと決断するエルファン様が大好きです。お慕いしております。
でも、ここにいる人達なら全員その選択をしますよね。
タオロンとファンルゥ親子が無事で良かったです!
癒し……!癒しがここにいます……!
ミンウェイはやっぱり女神様の様に美しいのですね!
このやり取り、ほのぼのします。やはり癒し……。
そして、リュイセンとシュアン。
シュアンが気を利かせている……だと?
何てこと……。シュアンのくせに……何故なんだ……。
とか思っていたら。
リュイセンー!?
確かに、二人は正反対のことをしましたが……。
ええ……。
……。
そうなんですよね……。
ミンウェイって、シュアン相手の方が素を出すんですよね……。
これはもう、昔からミンウェイがリュイセンに対して年上として接してきたから、なんでしょうが。
ヘイシャオにはリュイセンが、ミンウェイにはシュアンが。
この二人の働きかけがどちらかでも欠けていたら、今回のことは成り立たなかったことを思うと、二人のお手柄なんですが。
……ミンウェイについては、確かにシュアンのおかげかも。
あああああああああ。
リュイセンんんんんんんんんん。
何て切ないんだ……!
最後の一言が、更に切なさを煽ります……!
そして、一方のミンウェイwith癒し空間。
ファンルゥ……っ(号泣)。
何て……何て可愛くて、健気で優しい子なんだ……。
本当に良い子に育って……。
でも、ファンルゥの待遇、本当に思った以上に良かったです。
ムスカも思うところがやはりあったのだろうか……。「娘」だし……。
と思っていたら……。
月ノ瀬さんは、何回泣かせれば気がすむんですか……っ。
泣くよ。これは泣きますよ。
こんなところで、実はこんなに愛情を向けられていたとか……。
どういうことなんだ……ちょっと落差が激し過ぎやしませんか。ミンウェイにした仕打ちと良い……混乱の極みです。もう駄目です。私の頭はパンクしました(二回目)。
ファンルゥは良い子だ……というか、この親子、本当に良い人過ぎる……。
ですが、確かに。シュアンが来てからの流れが……遂にやってまいりましたよ。
なるほど……。いや、まあそうなんだろうなとは思っていたんですが……。
でも、本当にそれだけの気持ちかというと、それだけではないのですよね、きっと。
私が想像する以上に複雑で絡まりまくった感情を、ムスカ……というか、ヘイシャオに抱いていたんだろうな、と。
しっかし。
シュアンんんんんんー……。
何故、貴方はそんなに男前なんですか……まずいです。く、カッコ良いと思ってしまう。
でも、ミンウェイはようやっと声に出して言えましたね。
いつ言うのか、言わないのか、いやどこかで絶対言葉にはするよね、と思っていたので。
シュアンがその相手になる、というのが、とてもしっくりきました。
これは、間違ってもリュイセン達には言えん……。
しかも、その後のシュアンの言葉が……っ。
くそう、シュアンなのに……カッコ良すぎる……。
そうですよ。
ミンウェイに必要なのは、彼のこの言葉達よ……。
リュイセンじゃ絶対逆立ちしたって無理だ……。
どうしましょう。リュイセン、分が悪い……。頑張って下さい、リュイセン。
でも、シュアンを認めたい気持ちもあるのです。いや、認めません。
ですが、これ、ミンウェイさん、もう惹かれていませんかね……?
彼に近付きたいと思ってるし、触れられないのを淋しいと思ってるし、熱が離れていくのも淋しくて不安に感じているし。
あああああああああ。
何とも複雑なこの心境。
私は一体どうすれば!?
リュイセンを応援したいのに、シュアンも良いんじゃないかと思ってしまうこの相反する気持ちをどうにかしたい、今日この頃です。
第九章の途中からを読んだだけなのに、物凄く濃厚でした……!
いえ、いつも濃厚なんですが、今回は真相解明が多くて頭(と心)がパンクしました。ムスカを巡る三角関係(違う)にもパンクしました。
素晴らしい幕引きでありましたが、第二部は次の第十章で終わりなのですよね。
第二部がどんな風に終わるのか、見届けさせて頂きたいと思っております!
そして、第三部へ。
「創世神話」の決着が楽しみ過ぎます。
誤字報告です。
「4-2」
雨が振り始めた→降り始めた、でしょうか?
作者からの返信
和泉さん
引き続き、どうもありがとうございます。
『比翼連理の夢』のエピソードは、本当に「書ききった」と思いました。
〈蝿《ムスカ》〉には「死」。これは、どうあっても変わらない。改心して仲間になる、ということは、決してない。だけど、救いのある最期を。――と、思って書きました。
泣いてくださり、どうもありがとうございます!
熱く、語ってくれて、本当に嬉しいです。
もう、これで、〈蝿《ムスカ》〉とはお別れなんだなぁ、と。呆然としたのを覚えています。
敵だったんですけどね。今後、彼以上の敵を書くことはできそうもないなぁ……。
エルファンによって、現実に引き戻されました。
とんでもなく、面倒くさくなりそうですが、『ライシェン』は連れていきます。
『ライシェン』を巡る、あれこれが、第三部になります。
ここに、タオロン&ファンルゥ父娘登場。
ファンルゥの部屋へご招待です。
――の前に、リュイセンとシュアンのやり取り。
この辺は、そのまんま、というか、なんというか。
(いろいろ書くのは無粋なので……)
ファンルゥの部屋は、ミンウェイの部屋の再現。
これは、初めから決めていました。
タオロンも、いろいろ分かってきて、〈蝿《ムスカ》〉に散々な目に遭わされてきたのに、どうしても、〈蝿《ムスカ》〉の思いをミンウェイに伝えたい、と。
本当に、いい父娘なんです。
――が。
シュアンが、ミンウェイの本心を暴いてしまいます――――!
って、読めていました!?(汗)
シュアンなのに、カッコいいですか!?
ありがとうございます!
ここの台詞は、シュアンにしか言えないと思います。
書いていて、随分なことを言っているなぁ、でも、本当のところ、こうなんだろうなぁ、と。
リュイセンに限らず、ルイフォンでも無理。エルファンでも無理だと思います。
ああ、和泉さんが、複雑な心境になっている!?
濃厚すぎる第九章後半でした。
説明(過去の解説)が多くて、ややこしくて、すみませんでした。
自分で書いていて、もう……これ、ブラバしたいよね? と思いました。
お付き合いくださり、本当にありがとうございました。
第二部は、第十章で終わりです。エピローグのような、その後の皆、のような章になります。
誤字報告、ありがとうございました。
速攻で直しました!
改めまして、第九章をお読みくださり、ありがとうございました。
〈蝿《ムスカ》〉に激しく憤っている和泉さんに、この章を読んでいただいたら、どんなふうに思われるのか。密かにドキドキしておりました。いえ、その、それまでの〈蝿《ムスカ》〉を考えると、とても良すぎる最期だったので。受け入れてもらえるかなぁ、と。
良かったです。ほっとしました。
お読みくださり、本当にどうもありがとうございました!