はぁ、ただひたすらに透明で美しい展開に心奪われておりました。
なんという展開でしょう。圧巻です、素晴らしい。
ラストはやっぱり別れになるんだろうなとはずっと思っていましたが、この別れは前に進むための別れのような気がします。死別事態は悲しいし、寂しいことだけど、それだけでは終わらせない素敵な演出でした。
きっとこれからはご夫婦二人でミンウェイさんのことを見守ってくれることでしょう。幸せになってほしいと私も心から思います。
作者からの返信
花音さん
嬉しいコメントをどうもありがとうございます。
この展開は、ずっと準備していたものだったので、そう言っていただけると感無量です。
何故、都合よく、『〈蝿《ムスカ》〉の肉体』があったのか、しかも、『ミンウェイの肉体』とペアになっていて……?
ルイフォンたちからすると横道の話なのですが、このエピソードのために、ときどき『ミンウェイ』のことを(ちょっと強引でも!)入れていました。
はい、ラストは死別……です。これはもう、避けようもありませんでした。
しかし、花音さんのお言葉通り、それだけでは終わりません!
こうして、しっかり別れを迎えたことによって、ミンウェイも、〈蝿《ムスカ》〉=『彼』と『彼女』も、それぞれの前へと進めます。
散々なことをしてきた〈蝿《ムスカ》〉=『彼』に、温かなお言葉をありがとうございます。
このエピソードを書けて、そして、読んでいただくことができて、本当によかった、嬉しいです。
今回は、とても大切な回になると思ったので、ゆっくり時間が取れる時を待って拝読しました。
その判断は正解でした。
圧巻でした。
もう、エピソードタイトルを見た時点で涙腺がやばかったです。
〈蝿〉の命については覚悟していましたが、最期に、最期に、二人がこういう形で共にいられて、本当によかった。
二人の姿が、まさに連理の枝のようで……。
命を手放すときに言った〈蝿〉の言葉。
彼の人生を考えると本当に深くて、胸に迫ります。
作者からの返信
李奈さん
李奈さんの予想された通り、今回のエピソードは、主人公やヒロインの話ではないのだけれども、ものすごく特別なエピソードでした。
察してくださり、万全の状態で読んでくださり、本当にありがとうございます!
嬉しい……感激です。
そして、「判断は正解」というお言葉、肩透かしにならなくて良かったと思うと同時に、感無量です。
エピソードタイトルにも注目してくださり、ありがとうございます。
オリジナルのヘイシャオが憧れた「比翼連理」=片時も離れない、という夢を形にしたものが『彼』と『彼女』でした。
比翼連理という言葉は、オリジナルのヘイシャオとオリジナルのミンウェイを主役にした幕間で使っていて、その流れで、自然とこのタイトルになりました。
ずっと嫌な敵として対峙してきた彼ですが、リュイセンに下ってからは、『鷹刀の人間』としての言動を取っています。(性格がそのままなので、あの口調ですが)
だから、「ちょっと、いいヤツ」になっていて……それならば、心を入れ替えたならば、これから仲間として……と、ほんの少し皆が感じてくれたかな……という雰囲気になったような、ならないような……ですが、やはり、「ケジメをつける」と言って選んだ『最高の終幕』なので、彼の命が助かることはありません。
けれども、彼の最期は、『彼』として迎えることができました。
本当によかったと言ってくださり、ありがとうございます。
そして、二人の姿が連理の枝のよう、というお言葉も嬉しいです。
(言われてみれば、確かにそんな感じですよね)
彼の人生は、決して良いものではありませんでした。
しかし、終幕は、本人の納得のいくものだったと思います。
あの性格ですので顔には出さないでしょうけれど、李奈さんのお言葉には、きっと喜んでいることと思います。なので、彼に代わって、お礼を申し上げます。
彼に関して、たくさんのことを感じてくださり、気持ちを寄せてくださり、本当にどうもありがとうございました。
読みながらぼろぼろと泣いてしまいました……っ!。・゚・(´^`*)・゚・。
まさか、〈蠅〉がこんな最期を迎えることになるなんて……っ!(つ﹏<)・゚。
これが「デヴァイン・シンフォニア」であり、月ノ瀬様の優しさなのかな、と感じました(´A`*)・゚。
作者からの返信
綾束さん
嬉しいコメントをっ……! どうもありがとうございます。
まさか、〈蝿《ムスカ》〉のエピソードで泣いていただけるとは!!
今まで、さんざん、さんざん……な、ことをしてきた彼なので、嬉しい(ような、申し訳ないような)です!
え、私の優しさ!?
わわっ、そんなことを言われてしまうと……どんな顔をすればよいのでしょうか。
実は、『デヴァイン・シンフォニア』は、どんな人にも罪(悪いところ)はある、みたいなイメージでできているのです。タイトルに「sin」があるので。
逆に言えば「悪いところだけじゃない」というような……。
今回のエピソードは、そんな部分を濃縮したようなもので……はい。渾身のエピソードでした。
くうぅっ、それだけに、綾束さんのお言葉、すっごく嬉しいです!
また、近況ノートへのコメントもありがとうございました。
お暇なときにお越しください。
https://kakuyomu.jp/users/NaN/news/16817139557674228883
うわああああ、すごい回でした……!(深刻な語彙不足) あのムスカの終幕が、こんなに切ない刹那になるなんて。時間としては本当に短いですが、最期に重ねた刹那は、それまでの生ををひっくり返すような、永遠に匹敵する感動の大きさだったのかなあなんて思います。
とっても素敵なフィナーレでした!
作者からの返信
星太さん
お忙しい中、お読みくださり、コメントまで、本当にどうもありがとうございます!
嬉しいコメントをありがとうございます。
「あの」〈蝿《ムスカ》〉なので、この終幕は「生ぬるい」と感じられてしまうかもしれないなぁ、と思いつつの投稿でしたので、すごく、すごく、嬉しいです。
最期の刹那が……永遠に匹敵する感動――なんて、素敵なお言葉……。ありがとうございます!
あまりにも短い時間過ぎて、周りで見ていた人たちには切なく感じたかもしれませんが、本人たちにとっては、まさにその通りだったと思います!
こんなお言葉をいただけるとは、このエピソードを書いて、書ききれて良かった……。
本当にどうもありがとうございました!
二人の奇跡とも言える最期。圧巻でした。
ムスカ、最期にいろいろと残して逝きましたね。ただ殺されるのもなんだか、みんなに看取られるのもなんだか、という中で、最高のタイミングで最高の時を迎えることができたのではないかと感じました。
幸せ、だったかな。
作者からの返信
すなさとさん
コメントありがとうございます。
彼のしてきたことを考えると、綺麗すぎる最期だったかもしれません。
けれど、「あいつが、こんな最期なんて、認めない!」と言い出すような人は誰もいなかった、誰もが納得する最期だったのではないかと思います。
オリジナルの記憶は持っていても、オリジナルとは別人である『彼』自身として、終わりを迎える。
――この結末は、幸せだったのではないかな……。
話の流れとして、どうしても、〈蝿《ムスカ》〉の死は避けることができませんでした。
ハオリュウやシュアンは、彼のしたことを許せないだろうし、イーレオだって、一族に牙を向いた者であり、禁忌の作られた存在である彼には「死」を与えると明言していました。
ただ、死ぬことは決まっていても、「かたきを討ったぞ!」みたいに喜ぶような言動は、誰にもしてほしくないなぁ……と。
そして、そう――みんなに看取られて……ってのも、すこぉし、違う! この、微妙な感じ、分かってくださり、嬉しいです!
実際には、みんなに看取られてはいるのですが、「〈蝿《ムスカ》〉……、いろいろ、あったけど、最後はいいヤツだったな……」って言われるのは、違う、ちがうー。
なので、最後は『彼』として、『彼女』と。
物語の展開として、生ぬるい展開かもしれません。
それでも、作者として、ここは、こうしたかったし、これでいいと思っている。
そんな渾身の展開でした。
お言葉、どうもありがとうございます! とても嬉しいです!