第四章 昏惑の迷図より

〈第三章あらすじ&登場人物紹介〉

===第三章 あらすじ===


ムスカ〉の潜伏場所を見つけられぬまま、時間だけが過ぎていた。そんなある日、リュイセンは〈ムスカ〉の記憶と肉体の年齢がずれていることに気づく。だが、それが何を意味するのかは分からなかった。


 一方、メイシアは、少女娼婦スーリンに呼び出されていた。ルイフォンを巡る横恋慕としか考えられず、ルイフォンはメイシアに「行くな」と止める。しかし、メイシアは「恩人であるスーリンと、これきりの縁にしたくない」と、彼と喧嘩までして出掛けたのだった。

 スーリンと仲良くなりたいと言いつつも、「ルイフォンは私の男です」と啖呵を切るメイシア。呆れ返ったスーリンは「自分はルイフォンを励ますために元気な少女を演じていただけで、本当はずっと年上だ」と言う。

 そして、メイシアを呼んだ本当の理由は、「ルイフォンの異父姉、セレイエのことを話すためだ」と告げた。


 四年前。母を失ったばかりのルイフォンは、娼館のあるじシャオリエに預けられていた。そして、抜け殻のようだった時期の彼の世話をしたのがスーリンだった。

 ある日、ルイフォンのもとにセレイエが訪ねてきた。邪魔をしないようにスーリンは隣室に控えていたのだが、彼のうめき声に心配になって駆け込むと、部屋の中は熱気と光にあふれていた。それが収まると、〈天使〉の姿をしたセレイエと、意識を失ったルイフォンがいた。

 見てはいけないものを見てしまったと思ったスーリンは「誰にも言わない」と誓うが、セレイエは「しばらく内緒にしてくれれば充分」と答える。それから、「遠くない将来に、ルイフォンはひとりの女の子と出逢う」と、予言めいたことを告げた。

 その女の子が持っているという『目印のペンダント』をメイシアは『お守り』と信じて身につけていた。記憶を操作する〈天使〉の力によって、そう思い込まされていたらしい。そしてメイシアは、ルイフォンとメイシアが出逢った事件は『ふたりが出逢うために』仕組まれたのだと感づく。


 スーリンの話が終わったとき、メイシアを心配して追いかけてきたルイフォンが乱入してきた。ルイフォンはきちんとスーリンと言葉を交わし、スーリンは「メイシアとは友達になった」と答える。

 ルイフォンとメイシアを帰したあと、スーリンは今回の騒動の黒幕であるシャオリエに「大女優の器だ」と称賛された。スーリンは、ルイフォンへの恋心を演技で隠し、彼の幸せを願っていたのだった。


 帰り道、ルイフォンとメイシアは、〈ムスカ〉の部下となっていたタオロンと遭遇する。彼は、メイシアの父が〈ムスカ〉の犠牲となったことを土下座して詫び、セレイエの〈影〉であったホンシュアからの「幸せになる道を選んで」という遺言を伝えた。

 しかしタオロンは、娘が人質になっているために、〈ムスカ〉の命令である『メイシアの誘拐』を実行しようとする。それを阻んだのはメイシアに護衛として雇われていた、もと一族のシャンリーだった。彼女はタオロンに「お前の娘を助けてやる」と誘いかけ、彼にGPS発信機を持ち帰らせる。そのことによって、〈ムスカ〉の潜伏場所が判明した。


ムスカ〉の潜伏先が分かったことで、ミンウェイは衝撃を受けていた。父を生き返らせた『もの』である〈ムスカ〉の『死』が迫っていることに動揺していたのだ。そんなとき警察隊のシュアンが現れ、彼女の話を聞く流れになった。

 シュアンは「ミンウェイは『温かく迎えてくれた鷹刀一族への遠慮』と『ずっと一緒にいた父親への情』の板挟みになっているだけ、負い目に思うことはない」と言う。彼女は、誰ひとり傷つかない『穏やかな日常』を望んでいるだけなのだ、と。

 そう言われたミンウェイは、まだ父が生きていたころ『穏やかな日常』とは正反対の現実から逃げようと自殺未遂をしたことを、シュアンに告白する。そんなミンウェイに、シュアンは突き放すような言葉で手を差し伸べ、励まして去っていった。

 実は、このやり取りをリュイセンが盗み聞きしていた。シュアンをミンウェイとふたりきりにすることを危険だと思い、監視していたのだ。彼はシュアンに「部外者が適当に分かったふうな口をきくな。ミンウェイに関わるな」と牽制し、「ミンウェイに、遠慮など要らないことを示してやる」と告げた。


 ある日、リュイセンは、ミンウェイを彼女の両親の墓参に連れて行き、「父親はこの墓の下で眠っている。だから〈ムスカ〉に惑わされるな」と言う。それから「ミンウェイは、心の底では実の父親を愛していた」と告げる。けれど、それは彼女の環境からすれば仕方のなかったことだ、とも。

 そして「結婚しよう」と切り出す。彼は彼女を想っていても、彼女のほうには彼に恋愛感情はない。それが分かっているリュイセンは、尊敬し合える間柄でよいと言う。総帥イーレオが一族を解体しようとしていることを伝え「俺を鷹刀最後の総帥にするために、俺を助けてくれ」と申し込んだ。



===登場人物===


鷹刀ルイフォン

 凶賊ダリジィン鷹刀一族総帥、鷹刀イーレオの末子。十六歳。

 ――ということになっているが、本当は次期総帥エルファンの息子なので、イーレオの孫にあたる。

 母親のキリファから、〈フェレース〉というクラッカーの通称を継いでいる。

 端正な顔立ちであるのだが、表情のせいでそうは見えない。

 長髪を後ろで一本に編み、毛先を母の形見である金の鈴と、青い飾り紐で留めている。

 凶賊ダリジィンの一員ではなく、何にも属さない「対等な協力者〈フェレース〉」であることを主張し、認められている。


※「ハッカー」という用語は、「コンピュータ技術に精通した人」の意味であり、悪い意味を持たない。むしろ、尊称として使われていた。

 「クラッカー」には悪意を持って他人のコンピュータを攻撃する者を指す。

 よって、本作品では、〈フェレース〉を「クラッカー」と表記する。


メイシア

 元・貴族シャトーアの藤咲家の娘。十八歳。

 ルイフォンと共に居るために、表向き死亡したことになっている。

 箱入り娘らしい無知さと明晰な頭脳を持つ。

 すなわち、育ちの良さから人を疑うことはできないが、状況の矛盾から嘘を見抜く。

 白磁の肌、黒絹の髪の美少女。



[鷹刀一族]

 凶賊ダリジィンと呼ばれる、大華王国マフィアの一族。

 秘密組織〈七つの大罪〉の介入により、近親婚によって作られた「強く美しい」一族。

 ――と、説明されていたが、実は〈七つの大罪〉が〈にえ〉として作った一族であった。


鷹刀イーレオ

 凶賊ダリジィン鷹刀一族の総帥。六十五歳。

 若作りで洒落者。

 かつては〈七つの大罪〉の研究者、〈悪魔〉の〈獅子レオ〉であった。


鷹刀エルファン

 イーレオの長子。次期総帥。

 ルイフォンとは親子ほど歳の離れた異母兄弟ということになっているが、実は父親。

 感情を表に出すことが少ない。冷静、冷酷。


鷹刀リュイセン

 エルファンの次男。イーレオの孫。十九歳。本人は知らないが、ルイフォンの異母兄にあたる。

 文句も多いが、やるときはやる男。

『神速の双刀使い』と呼ばれている。

 長兄レイウェンが一族を抜けたため、エルファンの次の総帥になる予定であり、最後の総帥となる決意をした。


鷹刀ミンウェイ

 母親がイーレオの娘であり、イーレオの孫娘にあたる。二十代半ばに見える。

 鷹刀一族の屋敷を切り盛りしている。

 緩やかに波打つ長い髪と、豊満な肉体を持つ絶世の美女。ただし、本来は直毛。

 薬草と毒草のエキスパート。医師免状も持っている。

 かつて〈ベラドンナ〉という名の毒使いの暗殺者として暗躍していた。

 父親ヘイシャオに、溺愛という名の虐待を受けていた。


草薙チャオラウ

 イーレオの護衛にして、ルイフォンの武術師範。

 無精髭を弄ぶ癖がある。


料理長

 鷹刀一族の屋敷の料理長。

 恰幅の良い初老の男。人柄が体格に出ている。


キリファ

 ルイフォンの母。四年前に当時の国王シルフェンに首を落とされて死亡。

 天才クラッカー〈フェレース〉。

〈七つの大罪〉の〈悪魔〉、〈スコリピウス〉に〈天使〉にされた。

 また〈スコリピウス〉に右足首から下を斬られたため、歩行は困難だった。

 もとエルファンの愛人で、セレイエとルイフォンを産んだ。

 ただし、イーレオ、ユイランと結託して、ルイフォンがエルファンの息子であることを隠していた。

 ルイフォンに『手紙』と称し、人工知能〈スー〉のプログラムを託した。


〈ケル〉〈ベロ〉〈スー〉

 キリファが作った三台の兄弟コンピュータ。

 表向きは普通のコンピュータだが、それは張りぼてで、本当は〈七つの大罪〉の技術を使った、人間と同じ思考の出来る人工知能を搭載できる機体である。

〈ベロ〉に載せられた人工知能の人格は、シャオリエを元に作られているらしい。

〈ケル〉は、キリファの親友といってもよい間柄である。

 また〈スー〉は、ルイフォンがキリファの『手紙』を正確に打ち込まないと出てこない。


セレイエ

 エルファンとキリファの娘。

 表向きは、ルイフォンの異父姉となっているが、同父母姉である。

 リュイセンにとっては、異母姉になる。

 生まれながらの〈天使〉。

 貴族シャトーアと駆け落ちして消息不明。

〈影〉と思われるホンシュアの『中身』だと推測されている。

 メイシアを選び、ルイフォンと引き合わせた、らしい。

 メイシアのペンダントの元の持ち主で、『目印』としてメイシアに渡した、らしい。

 四年前にルイフォンに会いに来て、〈天使〉の能力で何かをした、らしい。



[〈七つの大罪〉・他]


〈七つの大罪〉

 現代の『七つの大罪』=『新・七つの大罪』を犯す『闇の研究組織』。

 実は、王の私設研究機関。


〈悪魔〉

 知的好奇心に魂を売り渡した研究者を〈悪魔〉と呼ぶ。

〈悪魔〉は〈神〉から名前を貰い、潤沢な資金と絶対の加護、蓄積された門外不出の技術を元に、更なる高みを目指す。

 代償は体に刻み込まれた『契約』。――王族フェイラの『秘密』を口にすると死ぬという、〈天使〉による脳内介入を受けている。


『契約』

〈悪魔〉が、王族フェイラの『秘密』を口外しないように施される脳内介入。

 記憶の中に刻まれるため、〈七つの大罪〉とは縁を切ったイーレオも、『契約』に縛られている。


〈天使〉

「記憶の書き込み」ができる人体実験体。

 脳内介入を行う際に、背中から光の羽を出し、まるで天使のような姿になる。

〈天使〉とは、脳という記憶装置に、記憶データ命令コードを書き込むオペレーター。いわば、人間に侵入クラッキングして相手を乗っ取るクラッカー。

 羽は、〈天使〉と侵入クラッキング対象の人間との接続装置インターフェースであり、限度を超えて酷使すれば熱暴走を起こす。


〈影〉

〈天使〉によって、脳を他人の記憶に書き換えられた人間。

 体は元の人物だが、精神が別人となる。


『呪い』・便宜上、そう呼ばれているもの

〈天使〉の脳内介入によって受ける影響、被害といったもの。悪魔の『契約』も『呪い』の一種である。

 服従が快楽と錯覚するような他人を支配する命令コードや、「パパがチョコを食べていいと言った」という他愛のない嘘の記憶データまで、いろいろである。


『di;vine+sin;fonia デヴァイン・シンフォニア計画プログラム

サーペンス〉が企んでいる計画。

ムスカ〉の協力が必要であるらしいのだが、謎に包まれている。

『di』は、『ふたつ』を意味する接頭辞。『vine』は、『つる』。

 つまり、『ふたつのつる』――転じて、『二重螺旋』『DNAの立体構造』――『命』の暗喩。

『sin』は『罪』。『fonia』は、ただの語呂合わせ。

 これらの意味を繋ぎ合わせて『命に対する冒涜』と、ホンシュアは言った。


ヘイシャオ

〈七つの大罪〉の〈悪魔〉、〈ムスカ〉。ミンウェイの父。故人。

 医者で暗殺者。

 病弱な妻のために〈悪魔〉となった。

〈七つの大罪〉の技術を否定したイーレオを恨んでいるらしい。

 娘を、亡くした妻の代わりにするという、異常な愛情で溺愛していた。

 そのため、娘に、妻と同じ名前『ミンウェイ』と名付けている。

 十数年前に、娘のミンウェイを連れて現れ、自殺のような状態でエルファンに殺された。


現在の〈ムスカ

〈七つの大罪〉が『デヴァイン・シンフォニア計画プログラム』に必要な技術を得るために、蘇らせたと思われるヘイシャオ。

 イーレオに恨みを抱き、命を狙ってくる。

 タオロンに命じ、メイシアをさらおうとした。

 ヘイシャオそのものだが、理屈で考えると、記憶と肉体の年齢が合っていないはずである。


ホンシュア

 セレイエの〈影〉と思われる人物で、〈天使〉の体にさせられていた。

〈影〉にされたメイシアの父親に、死ぬ前だけでも本人に戻れるような細工をしたため、体が限界を超え、熱暴走を起こして死亡。


サーペンス

ムスカ〉が、ホンシュアのことを〈サーペンス〉と呼んでいた。

 ホンシュアの中身はセレイエだと思われるため、セレイエが〈サーペンス〉である……かは不明。


ライシェン

 ホンシュアがルイフォンに向かって呼びかけた名前。

 それ以外は不明。


斑目タオロン

 よく陽に焼けた浅黒い肌に、意思の強そうな目をした斑目一族の若い衆。

 堂々たる体躯に猪突猛進の性格。

 二十四歳だが、童顔ゆえに、二十歳そこそこに見られる。

 ファンルゥの母親である最愛の女性を斑目一族に殺害されている。

 斑目一族が愛娘に害を及ぼさないようにと、不本意ながら〈ムスカ〉に従うことになった。が、ルイフォンたちに協力して、〈ムスカ〉の居場所を教えてくれた。


斑目ファンルゥ

 タオロンの娘。四、五歳くらい。

 くりっとした丸い目に、ぴょんぴょんとはねた癖っ毛が愛らしい。



[王家・他]


女王

 大華王国の現女王。十五歳。

 彼女の婚約を開始条件トリガーに、すべてが――『デヴァイン・シンフォニア計画プログラム』が始まったと思われる。

 メイシアの再従姉妹はとこにあたるが、メイシア曰く『私は数多の貴族シャトーアのひとりに過ぎなかった』。


シルフェン

 先王。四年前、腹心だった甥のヤンイェンに殺害されたらしい。


ヤンイェン

 先王を殺害し、幽閉されていたが、女王の婚約者として表舞台に戻ってきた謎の人物。

 メイシアの再従兄妹はとこにあたる。

 平民バイスアを後妻に迎えたメイシアの父、コウレンに好意的だったらしい。


摂政

 摂政。女王の兄に当たる人物。

 摂政を含む、女王以外の兄弟は〈神の御子〉の外見を持たないために、王位継承権はない。



[草薙家]


草薙レイウェン

 エルファンの長男。リュイセンの兄。

 エルファンの後継者であったが、幼馴染で妻のシャンリーを外の世界で活躍させるために

鷹刀一族を出た。

 ――ということになっているが、リュイセンに後継者を譲ろうと、シャンリーと画策したというのが真相。

 服飾会社、警備会社など、複数の会社を興す。

 

草薙シャンリー

 レイウェンの妻。チャオラウの姪だが、赤子のころに両親を亡くしたためチャオラウの養女になっている。

 王宮に召されるほどの剣舞の名手。

 遠目には男性にしかみえない。本人は男装をしているつもりはないが、男装の麗人と呼ばれる。


草薙クーティエ

 レイウェンとシャンリーの娘。リュイセンの姪に当たる。十歳。

 可愛らしく、活発。


鷹刀ユイラン

 エルファンの正妻。レイウェン、リュイセンの母。

 レイウェンの会社の専属デザイナーとして、鷹刀一族の屋敷を出た。

 ルイフォンが、エルファンの子であることを隠したいキリファに協力して、愛人をいじめる正妻のふりをしてくれた。

 メイシアの異母弟ハオリュウに、メイシアの花嫁衣装を依頼された。



[藤咲家・他]


藤咲ハオリュウ

 メイシアの異母弟。十二歳。

 父親を亡くしたため、若年ながら藤咲家の当主を継いだ。

 十人並みの容姿に、子供とは思えない言動。いずれは一角の人物になると目される。

 異母姉メイシアを自由にするために、表向き死亡したことにしたのは彼である。

 女王陛下の婚礼衣装制作に関して、草薙レイウェンと提携を決めた。


藤咲コウレン

 メイシア、ハオリュウの父親。厳月家・斑目一族・〈ムスカ〉の陰謀により死亡。


藤咲コウレンの妻

 メイシアの継母。ハオリュウの実母。

 心労で正気を失ってしまい、別荘で暮らしていたが、メイシアがお見舞いに行ったあとから徐々に快方に向かっている。


緋扇ひおうぎシュアン

『狂犬』と呼ばれるイカレ警察隊員。三十路手前程度。イーレオには『野犬』と呼ばれた。

 ぼさぼさに乱れまくった頭髪、隈のできた血走った目、不健康そうな青白い肌をしている。

 凶賊ダリジィンの抗争に巻き込まれて家族を失っており、凶賊ダリジィンを恨んでいる。

 凶賊ダリジィンを殲滅すべく、情報を求めて鷹刀一族と手を結んだ。

 敬愛する先輩が〈ムスカ〉の手に堕ちてしまい、自らの手で射殺した。

 似た境遇に遭ったハオリュウに庇護欲を感じ、彼に協力することにした。

 


[繁華街]


シャオリエ

 高級娼館の女主人。年齢不詳若くはないはず

 外見は嫋やかな美女だが、中身は『姐さん』。

 元鷹刀一族であり、イーレオを育てた人物であるらしい。

 実は〈影〉であり、体は別人。そのことをイーレオが気にしないようにと、一族を離れた。

 イーレオと同じく、〈七つの大罪〉の〈悪魔〉であった。


スーリン

 シャオリエの店の娼婦。

 くるくる巻き毛のポニーテールが似合う、小柄で可愛らしい少女。ということになっているが妖艶な美女という説もある。

 本人曰く、もと女優の卵である。実年齢は不明。



===大華王国について===


 黒髪黒目の国民の中で、白金の髪、青灰色の瞳を持つ王が治める王国である。

 身分制度は、王族フェイラ貴族シャトーア平民バイスア自由民スーイラに分かれている。

 また、暴力的な手段によって団結している集団のことを凶賊ダリジィンと呼ぶ。彼らは平民バイスア自由民スーイラであるが、貴族シャトーア並みの勢力を誇っている。

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