応援コメント

孤独の〈猫〉」への応援コメント

  • お邪魔します。

    今回はキリファさんの話なんですね。はじめはこれ誰目線だ……?キリファさんじゃないよな……と思っていたのですが、ミンウェイお姉さまの名前が出てきた辺りからん?これは……となり、迎えに来たのあたりでエルファンさん……?となって、最後にエルファンさんだと答え合わせが出来て、よしっ!ちゃんと当てられた!ちゃんとわかってる!とガッツポーズを決めておりました。

    ……という謎の行動は置いといて。

    私の中でキリファさんはカッコイイ、誰にも縛られない自由で強かな女性、というイメージでしたが、幼少期のキリファさんは既にその片鱗を見せていたんですね!蠍さん相手に物怖じせず、嘘を利用して倒してみせるとは。やはりルイフォン君のお母さん。ただの少女ではありません。でも、「愛しているのは本当だった?」という問いかけは、誰かから愛してもらいたかったという気持ちの裏返しなのかな、と思いました。もしそうなら、キリファさんも独りぼっちの女の子なんだなあって、キリファさんの腕ならもっと早く逃げることもできたのに、それでも蠍さんと一緒にいたのは寂しかったからなのかな、って思います。(だって、今までろくな生活送ってなさそうじゃないですか。多分ご両親からも愛されていたとは思えませんし。そうなれば、親の愛とはまた違いますが、自分を必要としてほしかったのではないでしょうか。それとも、これはただの深読み?)

    だからこそ、エルファンさんの「迎えに来た」発言がかっこよすぎて、眩しかったです。シンプルに私も言われたいです(笑)。でも、史実だとこの後すれ違っちゃうんですよね……。しんどいです……。

    あと、このキリファさん。ツンツンしてて可愛いですね。撫でられてちょっと照れている姿を思い浮かべると、これは悶えます。私、こういうツンツンしててプライドが高い女の子が大好きなのです。

    長文・乱文失礼しました。

    作者からの返信

    めいさん
    お読みくださり、そして、熱いコメントありがとうございます! 嬉しいです!

    あああ、誰目線か、分かりにくいですよね、これ!
    だって、時代が、めちゃくちゃ遡っていますし、いきなり修羅場(?)ですし。
    すみません!
    それなのに、分かってくださり、ありがとうございます!

    キリファは「ひたすら偉そう」(私の中のイメージだとこうなる……)なのですが、幼少期には「ちょっとは可愛いところもあった」という話。……あれ、めいさんのご感想とズレがある?

    はい、めいさんに見抜かれた通り、キリファは、孤独で寂しい女の子でした。
    第二部の始まりのあたり(第二部 第一章『2.猫の系譜-2』)に、ちらっと出ているのですが、「母さんは〈七つの大罪〉に来る前は娼婦だった」と、ルイフォンが言っていて、さらに――。

    「母さんの母親も娼婦で、つまり母さんは娼婦と客の間に生まれた子供だった。――だから、生まれたときから生粋の娼館育ち。物心ついたときには既に実の母親は病死していて、同じ店の娼婦たちに育てられたと言っていた」

    ――ということで、キリファは両親を知らないのです。
    だから、〈蠍《スコリピウス》〉の甘い言葉にコロッと……。
    深読みなんかじゃなくて、めいさん、大正解です!

    キリファ、ツンデレです。
    このあと、エルファンにデレます。
    エルファンには妻(ユイラン)がいるのですが、ユイランは「亡くなった初めの子が生きていれば、ちょうどキリファくらい」と言って、猫っ可愛がりします。
    (ユイランは、一人目の夫を〈贄〉として奪われ、その次の〈贄〉に選ばれないようにするために、エルファンと再婚しただけのため、〈七つの大罪〉と縁を切った今、エルファンが好きな相手と幸せになることは大歓迎、という事情もあります)
    普通なら、イジメてくるはずの正妻に可愛がられたキリファの態度は、やっぱりツンです(が、本当は嬉しい)。

    こちらこそ、長文失礼いたしました!
    お読みくださり、本当に嬉しいです。


  • 編集済

    繊細で滑らかな毛(髪)。おそろしく柔らかな身体。抱き上げられると毛を逆立てて抵抗しながらも、いつの間にか、その腕の温かさに降参したかのように身体を預ける……

    猫だ、猫がいる。しかも、気位の高い、でも、愛らしい子。

    こんな風にエルファンに抱き上げられた「元捨て猫」は、心の底から彼を愛するようになるんですね。エルファンも「なんだか、こいつ、俺の周りにいないタイプ。でも、可愛いかも……」と拾った猫にデレデレになっていくんでしょうね。

    こういう前日譚、大好きです。

    作者からの返信

    由海さん
    コメントありがとうございます。

    由海さんに猫認定、貰えました!
    嬉しいです。
    前日譚を大好きと言ってくださり、ありがとうございます。

    エルファン、猫を拾いました。
    でも、今まで猫なんて……という生き方だったので、恐ろしく不器用です。
    とりあえず、首輪は気に入ってもらえたようなのですが……。

    エルファンがキリファを連れて帰ってから、少し経ったころ。
    子供時代のシャンリー(エルファンの長男・レイウェンの将来の妻)が、半泣きになりながら、レイウェンに訴えました。
    「レイウェン、レイウェン! 今、恐ろしいものを見てしまったんだ!」
    「落ち着いて。いったい、どうしたんだい?」
    「エルファン様が……! 笑っていたんだ! 怖かったよぉ!」
    「キリファさんと一緒だった?」
    「うん」
    「それなら、そんなこともあるよ。父上も、人間なんだから」
    「でも、レイウェン。お前、エルファン様が笑っているところ、今まで見たことあった?」
    「……あれ? ……ないかも」

    という、エピソードをあとに続けようと思ったのですが、いきなりギャグになってしまうので、断念しました。
    いつか、どこかで書けたらいいのですが、ここで書いたから、もういいかな。

    いつもお読みくださり、ありがとうございます!

  • 脆さや儚さをかかえこんだキリファ少女のすがたが、おそろしく魅力的です。

    「ついつい髪の毛くしゃり」とか、彼女を抱えたときの感触や思いから、感情が迫ってくる。
    こういう表現から人の思いを汲みながら読書するのがすきです(о´∀`о)

    次回はあらすじですね。
    一旦頭を整理して、次章を楽しみにしています♪

    作者からの返信

    眞実さん
    コメントありがとうございます。

    キリファ、魅力的ですか!?
    それは、驚きのご感想です! まさか、魅力的と言っていただけるとは!?
    ありがとうございます。

    髪の毛のくしゃり。実は、ルイフォンの癖と同じです。
    エルファンが、なんとなくやった、この「くしゃり」をキリファも真似するようになり→
    ルイフォンは、お母さんであるキリファに時々やられていたので癖が移った。
    ――というわけなのです。
    (更に言うと、実は、ルイフォンの異父姉(あ、本当は同父母姉)セレイエの〈影〉である、ホンシュアと会ったとき、ルイフォンは彼女に「くしゃり」をされています)

    〉こういう表現から人の思いを汲みながら読書するのがすきです
    眞実さんに読んでいただけるって、本当に幸せだなぁ、と思うのです。
    嬉しいなぁ、ありがとうございます!

    次回はあらすじです。
    ごちゃごちゃした話なので、やはり、これは必要なのです。
    (ややこしい話で、本当にすみません)
    第二章は、特にごちゃごちゃ。時系列も前後していて、謎の先王の甥とかも出てきた。
    というわけで、まとめました。
    ――が。
    時系列は素直に戻し、特に重要ではないエピソードは省略したら、エピソードによって、あらすじで語られる文字数が、随分とまちまちに……。あれ……?
    (このあらすじで、本当に大丈夫だろうか?)

    いつもありがとうございます。
    よろしくお願いいたします。

  • キリファさんが「ルイフォンの母」という立場を取っ払って登場したのは、おそらく今話が初めてですよね……!?Σ( ゚Д゚)
    こんな感じの方だったんだ~、と新たな面が見えて嬉しいです(*´▽`*)

    が、前話を思うと最期の最期までエルファンとすれ違ったままだったのが哀しいです……(つ﹏<)・゚。
    お互いにずっと想いあっていたのにと切なくて……(つ﹏<。)

    第二部第二章、完結おめでとうございます!&お疲れ様でした~!(*´▽`*)
    物語が加速していきそうな第三章も、楽しみにしております!(≧▽≦)

    作者からの返信

    綾束さん
    コメントありがとうございます。

    あ、確かに、「ルイフォンの母」ではないキリファは初めてでした。
    (言われて、気づいて、新鮮でした)
    現在のルイフォンと同年代か、やや若いくらいなので、随分と可愛らしい気がします。
    しかし、偉そうなところは変わりません。(強がっているだけ?)

    エルファンと、すれ違ったまま……。
    ……すみません。不器用なふたりなので……。
    お優しいお言葉、ありがとうございます。

    第二部第二章、完結いたしました。いつもお読みくださり、ありがとうございました。
    第三章の初めは、本筋とはまったく違う方向に、すっ飛んでいきます。
    ――と思ったら、いつの間にか、本筋に戻っている!? という感じでいきます。
    よろしくお願いいたします。