序盤の揺らぎと陰影を感じる室内の描写が、これから話されることを暗示するようで、うつくしく、印象的でした。
鷹刀一族には、そのような意味が……。
そうですよね、確かに「強い」一族にしたかったら、外部の血をいれなければいけませんものね。
強くあるのが難しい血のせいで、ユイラン様も、つらい経験をされていたのですね。
エルファンへの想いも、せつないなあ。
キリファさんへの想い、複雑ですが、彼女の口から語られると、なるほど、と思いました。
しかし、七つの大罪、おそろしいです。
まだまだ、なにかあるのでしょうし……。
作者からの返信
眞実さん
コメントありがとうございます。
「揺らぎ」に注目してくださり、ありがとうございます。
まさか、気づいていただけるとは! ここ、密かに暗喩でした。
ユイランそのものが、ゆらゆらした印象なのです。
強いのか弱いのか分からない人。
過去を背負い、後悔している弱さと、それを嘆くだけではない、未来を良くしようとする強さ。
お婆ちゃんなので涙もろいのですが、自分を哀れんで泣くわけじゃない。
そんなイメージでした。
鷹刀の血族婚。ちょっと引かれるレベルだった(と思って、凄く気にしていた)ので、やっと説明できてよかったです(私が良かっただけ、ですけど)。
こういうわけでした。
(でも、まだ、納得できるほど説明されていない気もします。……すみません)
ユイラン、辛かったと思います。
エルファンへの思いは愛情ではなく、弟に対する家族愛、だと思います。
実弟(〈蝿(ムスカ)〉のことです)と、一緒に可愛がっていたので、「夫」として見るのは無理だったと思われます。
そして、キリファのことは大好きだったのでした。(これを納得してもらえるように書こうと、苦労をしました。普通じゃない感覚かなぁ、と思うのです。たぶん、納得できる人は少数……)
さて、〈七つの大罪〉。
今回、出てきたような、出てきてないような……。
しかし、リュイセン登場で、ユイランとの母子対決(?)になるので、また少し〈七つの大罪〉から遠ざかります。(すみませんっ)
ついに、ユイラン様のお話が……っ!(((((; ゚Д゚)))))
そして、さっそく色々と衝撃の真実が……っ!:;(∩´﹏`∩);:
若い頃のエルファンさんがルイフォンそっくりというのは、ギャップがありすぎて、想像がつきませんね……(*ノωノ)
ユイラン様、きっとずっと苦しい人生を送られてきたのでしょうね……(>﹏<)
それでも、エルファンさんやキリファさんに注ぐ愛情に、ユイラン様の芯の強さを感じます(*´▽`*)
リュイセンの登場で、母子関係に変化が生じるのか……。そこも気になるところです!(>﹏<)
作者からの返信
綾束さん
コメントありがとうございます。
喋り始めたら、どんどん喋ってくれるユイランです。
(情報量過多が気になります。大丈夫でしょうか……)
エルファンとルイフォンがそっくりなのは、やはりギャップでしたか(笑)
エルファン、つめた~い目で、バッサリ切り捨てる人になっちゃいましたからね。
強いて似ているところを言うなら、エルファンもルイフォンも、理屈で言い負かせるのが得意、というあたりでしょうか。
(エルファンの息子であるリュイセンは、こういうのは苦手。この点だけはルイフォンのほうが似ていると言えそう)
切り捨てるために言い負かせるのがエルファンで、自分の利益のために言い負かせるのがルイフォンです。
ユイランは、辛かったと思います。
だから、長男のレイウェンが救いになったし、チャオラウが引き取った養女のシャンリーも、まとめて育てる! と喜んで乳母(?)になったのだと思います。
キリファも大歓迎。家族が増えるのは嬉しい!
――という、状況だったわけなんですが……。
現在、キリファとは不仲ということになっているし、次男のリュイセンとはあまりうまく行ってないんですよね。
というところで、次回に続きます!
また、近況ノートへのコメントもありがとうございました。
お暇なときにお越しください。
https://kakuyomu.jp/users/NaN/news/1177354054890942739
ユイラン様の口から語られるキリファさんのイメージが、なんとなく思い浮かべていた「ルイフォンのお母さん」の雰囲気にベストマッチで不思議でした。ルイフォンのお母さんに会ったことがあるわけでもないのに、「おぉ、たしかにそんなイメージです……」と。親子っぽさが文章の端々からにじみ出ているのも面白かったです。
一族の経緯を知って、あらためてイーレオ様の成し遂げたことの凄さがわかりました。安心して暮らせるよう、どっしりと家族を守る大樹のような方だと感じます。いいなあ、現実にイーレオ様みいたな人が存在してくれたら、どんなに素晴らしいかと思います。
立ち聞きしちゃうリュイセン(笑
ユイラン様とどんな話をするのか、次週を楽しみに待ってます。
作者からの返信
冷世さん
コメントありがとうございます。
キリファのイメージ、ぴったりでしたか!? 良かったです。
ルイフォンが「母さんは自信過剰だった」と言ったとき、メイシアの心の声が「ルイフォンとそっくり」と言った通りの人なのです。
ユイランとキリファは「敵対」している、ということになっていますが、ユイランからすれば警戒心の強い野良猫と、どうやって仲良くなれるかと楽しんでいたようです。
状況から判断して夫としたエルファンよりも、キリファのことのほうが余程、可愛かった模様……。
(そもそも、体型カバーの服で女の子を喜ばせるのが好きというような人なので、ユイランは女の子に優しい。しかし、それはキリファには不気味にしか映らない。だから余計、反発するという……)
イーレオは偉大です。お褒めくださり、ありがとうございます。
ただ、彼は「一族を守る」ことを目的としていたので、〈七つの大罪〉という組織を滅ぼしたわけではないのです。
「縁を切った」ということなので、今後ちょっかいは出させないようにしてある、けれど、〈七つの大罪〉という組織は残っている、そんな状態です。
それで充分だったし、〈七つの大罪〉を潰せるほど力は、イーレオにはなかった、というわけです。
――それが、現在にどう繋がってくるのか……ですよね。
立ち聞きがバレているリュイセン(笑)
シャンリーが焦りまくっています。
楽しみにしてくださり、ありがとうございます!
(でも、「楽しい」展開になるかは……? 今、物凄く険悪です!)
また、近況ノートへのお言葉、ありがとうございます!
お返事、というほどのものではありませんが、あちらにも書いたので、お暇なときにお越しください。
https://kakuyomu.jp/users/NaN/news/1177354054890942739