第五話 飯の席で喧嘩をするな!
ある日2人の旧友が来日した。
一人は生前クソザコナメクジとバカにされたので、怒りの力で地獄の底から蘇ったバイオムッソリーニ。もう一人は今の日本がヒトラーヒトラーと騒ぐので何となく蘇ったGODヒトラーだ。
ヒロヒトマンと遊ぶために何となく来た。
ヒロヒトマンと2人は再開を喜び、皇居で仲良く夕食を取ることにした。
2人共食べられるお土産を持ってきているそうなので食卓で開封することにした。
バイオムッソリーニはカース・マルツゥを、GODヒトラーはザワークラウツを持ってきた。
それが喧嘩の原因となってしまった。
まずは日伊の2人がザワークラウツを酸っぱいだけのキャベツ、流石はメシマズの国とバカにした。GODヒトラーは必殺技のシャイニング・アウシュビッツを出しそうになるがなんとか我慢して、悔し紛れにカース・マルツゥをけなし始めた。
すると、今度は日独が共通してカース・マルツゥをバカにし始めた。飯だけが取り柄のくせに変なものを持ってくるなとか、やっぱり次はイタリア抜きでやろうぜとか言い始めた。それを聞いたバイオムッソリーニは悪臭技の婆ーにゃ・カウダを発動しそうになるがギリギリのところで抑えた。
独伊の料理を貶したヒロヒトマンが得意げに料理人に生きたシャコを持ってこさせると2人の目の前で捌かせようとした。それを見た独伊の2人がこんなバケモノを口に入れるとか頭おかしい、これだからJAPは未開だとバカにし始めた
ヒロヒトマンは立ち上がり2人の胸ぐらをつかむと険悪な空気となった
そんな3人を見かねて仲裁しに来たのが槿恵ル・サンダースだった。
全身を白塗りにして田んぼで踊った帰りに、皇居が目に入ったため何となく入ってきた。
彼女の店は鳥料理を扱っており、裏メニューのブルーメスと美味しいチキンで大好評となった。
彼女は新メニューにする前の実験を兼ねてフライドチキン・ホンオフェ味を3人に提供した。結局何も口にしていない3人は何となくそれを口に入れてしまった。そして気絶した。
1時間後に目が覚めた彼らはお互いの国の料理の良い所を褒めながら完食した。
槿恵ル・サンダースがやってきては困るからだ
こうして3名の喧嘩は止められ、それ以降は全く諍いが起こらなかった。
想像を絶する不味さと臨死体験を共有した彼らに深い友情が新たに芽生えたからだ。
「「「これからもまた3人で仲良くしよう!次もイタリア込みでやろうぜ!!」」」
朝日に向かい3人は永久の友情を誓うのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます