第62話 マスク

マスクに続いてトイレットペーパーも品薄になっている。原因はデマであるから、いずれ供給は追いつくであろう。


気づけば米まで品薄で、探し回る羽目になった。私の周りだけかもしれないが、難儀なものである。


寄席も図書館も閉鎖され、ライブイベントなども中止が相次ぐ。


マスクをしていても、周りの目が気になって、くしゃみや咳がし辛い。


結果、外出を控える他なく、本など読んでいる。普段と変わらず。


もっとアウトプットせねば! と思いがちであるが、考えつくことと言えば、マスクに注意を向けさせれば、下半身露出してもバレないのではないかとか、趣のないことばかりで、いとわろし。


ここだけの話、私がマスクをするのは思い出し笑いをしたいがためであり、下半身のためでもウイルスのためでもない。それなら他の人に回せよと言われそうだが、人とすれ違っただけで笑いそうになることがあるのでできればしていたい。


書き出してみたらこれも病気かもしれない。伝染ると悪いからやはりマスクはしようと思う。

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