詩集
もげら
きみのすきなもの
僕が運転する隣で
君は楽しそうに音楽を選んで
こんな和やかなドライブもいいねって
緩やかに流れてく時間は
僕の好きなもの
僕のiPodには君の選んだ曲ばっかりで
それだけでも僕の人生は色鮮やかになって
君の見ている景色はどうだろう
君を彩るもの
君の好きなものの中に
僕があげられたものはあるのかな
もっと君の好きなものを
知れたらいいのになあ
君が車でかけてたあの曲も
君が作ってくれる
濃い味の料理も
僕の好きなものになっていくけど
同じように
君の好きなものを
僕はどれだけ増やしてあげられるだろう
君の過ごす世界の中に
少しでも何か残せるといいなあ
買い物の時間は長くて
でもその笑顔がすごく嬉しそうで
だからそんな時間も選んでくれたシャツも
僕の好きなものになって
そんなふうにいつまでも
過ごせたらいいなあなんて思うよ
何ができるかまだわからないけど
楽しかったねって
二人で笑っていられたらいいなあ
君のたまに見せる真剣な表情も
失敗したしゃばしゃばなカレーすらも
全部僕の好きなものになるよ
そんなふうに
君の笑顔も増やせたらいいなあ
君の見る景色を
もっともっと色鮮やかにできるように
いつの日か君の好きなものの中に
二人の時間が入っていられるように
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます