五
目に見て酷くなっていく症状に私自身が困惑していった。
顔には赤い炎症が酷くなり、アトピーと言うだけで、
同級生から揶揄された。
身体に当たる風が染み、猫背になった。
体液は身体中から滲んで、夏でも長袖のカーディガンを羽織り、学校の椅子に座ることもままならない。
高校受験の時でさえ、私は合否よりも、
太股辺りから滲み出る体液の心配をしていた。
高校は合格出来た。
またそこから新しい葛藤があった。
症状は更に悪化していったのだ。
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