私は幼い頃から癇癪持ちだった。

母の気を引きたかった事も否めない。

そうこうしているうちに、

我儘な性格にすら、拍車が掛かった。


それによるのかは、定かではないが、

小学生高学年頃から、

幼少期からの、アトピー性皮膚炎が、

酷く悪化した。


更に、私は稀な名前であったので、

苛めにもあった。

他人からの視線を、恐れながら、

また病状は著しく悪化していった。


生きる事は、どうしてこんなにも、

辛いのだろうか、

私ばかりがこんな目に何故遭うのか。


今思えば、私などは幸せな人間だ。


井の中の蛙大海を知らず。


全く人は弱い。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る