15.awakening

突然、ボクの眼の前に、杏奈を背負った5人のボクが現れると、それぞれが勝手に動き始める。


そう、まるでVRシミュレーターを覗いているかの様に、5人のボク達が一斉に五つの異なる方向へと動き始めたのだ。


キミは奇妙に思うかも知れないが、今のボク自身、初めて視るこのvisionを、驚くほど冷静に受け入れていた。

まあ、動いているのが自分自身っていう状況もあるかもしれないけどね。

これは後で判った事だけど、このvisionを視ている時間はリアルタイム換算ではなく、おそらく数コンマ位程度の出来事みたいだ。

上手く説明出来ないけれど、実際には視ているというよりも、脳内で感覚として感じているのかもな。


まぁ詳しいことは後でまた説明するよ。

ここからは、キミにも判り易く理解してもらう為に、ボクが今は一度に視ている数パターンのボクのvisionを、キミ自身の視点で一人ひとり追って視てもらおう。



1人目のボクのvision

発光体が消えた方向と同じく真ん中の通路を真っ直ぐ奥へと進む。→次のページ16へ進む



2人目のボクのvision

元来た階段を登って戻る。→2つ先のページ17へ進む



3人目のボクのvision

通路の手前を右手に曲がる。→3つ先のページ18へ進む



4人目のボクのvision

通路の手前を左手に曲がる。→4つ先のページ19へ進む



5人目のボクのvision

このままこの場所に留まり、発光体が戻るのを待つ。→5つ先のページ20へ進む



さあ、ここからはキミ自身の選択で、ボクの5つのvisionを追ってくれ!






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る