幾つか拝見しました。なんというか、どれもいつの日か景色もおぼろげな図書館の隅で暇潰しに何気なく手にとって読んでその日夢に思い出すような絵本の匂いのするお話ばかりです。とってもいい味してます。
人工知能が重要な役割を担う話から、少しおかしな日常、不思議な存在との関わりまで、様々な短編の中に必ずどこか「ふしぎ」さや「奇妙」さが詰まっています。ラストの余韻も含め、どの作品も短い中に読み応えがある、そんな素敵な作品群です。