異教徒は、おいでください。
かきのたね
第1話 あやふやな伝言ゲーム
中世の、とある雪国。
そこは他の国よりも貧しく、それの影響により宗教がかなり流行っていた。
代表的な宗教が、いわゆる『伝言ゲーム』と言う形で農民達に伝わったのだ。
それによって伝わった様々な宗教を信仰する農民が爆発的に増え、殴り合い、殺人、更には教会や民家の焼き払いなど、農民同士の争いが絶えなくなった。
そして時には、形が少し変わった伝言ゲームを過剰に受け止めた農民が、同じ宗教の人間を殺すという事件も、ぽつ、ぽつりと現れ始めていた。
「え、えと、我らの神は…」
『こんな場所で布教すんじゃないよ!どっかいきな!』
「う、うううう…」
…まあ、その様な状況の中でも、例外中の例外は、存在してはいたのだが。
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