第5話冒険者登録

活気に溢れる王都を進んでいくと蒼太の目の前に城の次に大きそうな建物が見えた、大勢の鎧を着けた男や装備を身につけた女がそこに入っている。

蒼太は気になったので近くにいたガタイのいい男にこえをかけた。

「おい。少し聞いていいか?」

蒼太の声に反応して男は振り返った。

「なんだ?」

男の声に以外に圧力があったので蒼太は少し驚いた。

「ああ、すまん。ところであそこの建物はなんなんだ?」

「あぁ。あれは冒険者ギルドだな。」

冒険者ギルドか‼

異世界と言えば冒険者だよな。俺も冒険者するか!

「ああ、ありがとう。」

蒼太はそう言って冒険者ギルドへ向かって歩き始めた。


冒険者ギルドの中は想像していた以上に人がおおく熱気に溢れていた。

「すみませーん!冒険者登録にきました。」

カウンターにいた受付嬢に蒼太はこえをかけた。

「冒険者登録ですね。ならこの用紙に必要事項を書いてください。」

そう言われて渡された用紙が日本語で書かれていた事に蒼太は少し驚きながらも、書き進めていく。

「スミマセーン!このステータスってとこは絶対に書かないといけないわけではないんですよね?」

「はい。絶対に書く必要はありませんが、ステータスを書かれているとそれを参考にギルド側が適切な依頼を紹介することができます。」

まあ、別にこれは必要ないから書かなくてもいいな。

「これでいいです。よろしくお願いします。」

「それでは、この内容で登録させていただきますね。」

そう言って受付嬢は紙を持って裏へ入っていった。

少したつとカードらしきものを手に持って戻ってきた。

「ここに血を垂らしてください。それで登録が完了します。」

蒼太は受付嬢に言われたようにカードの魔方陣の部分に血を垂らした。

「これで登録は完了しました。冒険者、ギルドについての説明はいりますか?」

冒険者についての説明か…一応してもらっておくか。

「頼む。」

「わかりました。それでは説明させていただきます。冒険者はランク制となっております。ランクは一番低いのがFです、蒼太さんは今このランクです。最高のランクはSSSランクです。ランクをあげるにはギルドが認める功績を残すなどがありますが、普通はクエストをこなすことでランクを上げてますね。あとクエストを受けた時点でギルドは責任を負いませんので。気を付けてください。これで以上です。なにか分からないとこはございますか?」

「ないですね。」

蒼太はクエストを探しにクエストボードの方へ向かって歩き始めた。

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