アールグレイ
中国から運ばれた、魅力的な香りが付いた紅茶に魅入られた
その再現をもくろむも、香りの源となる竜眼という果物が当時のイギリスでは手に入れることができず、代用品で済ませた――もとい、試行錯誤の結果、生まれたのがこの
ダージリンやアッサムと違って、この紅茶はベルガモットの香りを付けたフレーバーティーです
すなわち、その香りがあればダージリンでもアッサムでもアールグレイとされます
実際、メジャーではないですけど上記のアールグレイも存在します(珍しいのでたいてい何処かにダージリンorアッサムの表記がある)
特に表記がない場合は、
さて、ここで疑問点が2つ
――ベルガモットとは何か?
ベルガモットはミカン科の柑橘類で主な生産地はイタリア
基本的には香料として使用されるとのこと
どうやら、苦味が強いようで生食には向かないみたい
その所為か、日本の市場に果実が出回っている様子もない(一応、高知県などの一部で国産ベルガモットの栽培に成功している)
個人的には、フランスブランドのパティスリー、ショコラトリーでよく見かける(だいたいチョコレートとの組み合わせ)
――香りを付けるとは具体的にはどういうことか?
人工香料を茶葉に振りかける――噴霧したものが一般的の様子
最近では精油(植物の香り成分を抽出したモノ)を顆粒にして茶葉に混ぜるタイプもあるとか
また、果物やハーブを乾燥させて茶葉に混ぜたモノもある(主にフランスブランド)
例として、
ベースとなる茶葉の選択、ブレンド、香り付け……etc.
こういったように、アールグレイを始めとしたフレーバーティーは
有名かつ、手に入りやすいのは「TWININGS」と「LIPTON」でしょう
あとはデパート、百貨店、グローサリーショップがあれば「ルピシア」「マリアージュフレール」「アーマッド」「フォション」なんかも多いかな?
他にもフォートナム&メイソン、ウエッジウッド、ハロッズ、ダマンフレール、ベノア、エディアール……etc.
はっきり言って、日本人には香りが強すぎるのもあるので買う前はご注意を
理由として水の違い(硬水と軟水)、ミルクティーorアイスティーが一般的な飲み方だから、というのがあげられるかと
日本だと何故か、アールグレイにミルクティーはおかしいと発言する人もいますけどね(なんでも、昔はそういう定説があったとか)
少し調べてみたところ、アメリカでもアールグレイのミルクティーは般的ではないようです
しかも、映画でそういうシーンを入れているとか(ダヴィンチコードなど)
もしかすると、それを観た人がアールグレイにミルクは入れないと思い込んだのかもしれませんね
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