第七十二話 桧山玲子のステータス

 結構全力だったのに、それをこうも簡単に退けるかよ? 俺は俺の目の前で、地に刀を突き立て、肩で荒い息を吐きながらも、一切闘志の衰えぬ瞳で俺を射抜く玲子の姿を見て、驚きを隠しきれないでいた。


 にしても、まさかあれを蹴散らすとは思わなかった。しかも無傷で。


 これは、本気の本気にならないとまずいかもしれないな。と思いながらも、先ほどまでは激しすぎる戦闘のためにできなかった鑑定を、今は一つ所にとどまり、肩で息をして体を休めている玲子に向けて発動した。



 名前 桧山 玲子 (ひやま れいこ)


 種族 人間


 状態 普通


 職業 陰陽師 (陰陽剣士)(中位)(上位の実力を有している)

    

 レベル 40/80


 HP 85/85

 MP 35/80


 攻撃力 37 +対炎80=117

        +対土80=117

        +対氷80=117

        +対雷80=117

        +対水80=117


 防御力  29 

 素早さ 12 +3=15

 呪力  89 +80=169

 

 耐性 

 耐炎 20+20=40

 耐土 20+20=40

 耐氷 20+20=40

 耐雷 20+20=40

 耐水 20+20=40


 対抗 (下記の属性を持つ妖怪悪鬼に対してのプラスダメージ補正)

 対炎 +80

 対土 +80

 対氷 +80

 対雷 +80

 対水 +80


 スキル


 攻撃スキル 桧山流剣術


       一の太刀 『飛燕』 (居合抜きの要領で腰に差していた鞘から目にも止まらぬ速度で刀を一閃させる剣技)


       二の太刀 『蓮華』 (剣げきを縦横斜めと縦横無尽に無数の刃を繰り出す剣技)


       三の太刀『岩石砕き』 (大上段に振りかぶった状態から、全力で刀を振り下ろし、岩の塊すらたったの一太刀で豪快に叩き割ることができる剣技)


 奥儀    初級奥儀


      『風神演武』 (竜巻のごとき剣風(けんぷう)を巻き起こし、周囲にいるものすべてを巻き込み吹き飛ばすことができる)


 使役スキル    黒刀、黒神姫。未開眼。(全てを黒で塗りつぶす最強の刀の形を保った物質化した式神。全ての攻撃身体能力などに劇的向上補正効果あり。使用者を選ぶ)


 取得武術     桧山流剣術 レベル5 (柳生の分家たる桧山家が独自に妖怪や悪鬼に対抗するために改良した剣術)


          阿倍式護身術 レベル4 (陰陽連基本護身術)

 

 取得呪術 なし


 称号 天賦の才 武才 戦人 復讐者


 装備 ロングスカートタイプの黒装束。

    耐近接専用特殊強化タイプの鎖帷子(くさりかたびら)

    黒足袋(くろたび)

    草鞋(わらじ)

    黒鞘(くろさや)


  レベルアップに必要な経験値550

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