第125話 独裁主義共産主義封建主義ではなぜ政府が麻痺するのか。戦争平和心理学哲学

共産主義独裁主義の官僚の責任逃避構造と政府の麻痺構造 


官僚はその地位についていることが富の源泉となる→したがって自分自身の責任が問われない限り官僚で居続けることができるため責任を回避し問題解決を出来る限り先送りしようと言うインセンティブが働く→市場競争のある企業では、自らの失敗を認め素早く改めないとライバル企業などに競争で負けてしまうため、失敗を認めなければならなくなり責任者等を交代させる必要が生じる。また民主主義においては、政治家や官僚が失敗を犯した場合次の選挙で政治家が落選し新しい政治家が責任ある立場に就任することによって、失敗した官僚を更迭するなどのことが行われる。→ところが独裁国家封建主義共産主義国家においてはこのメカニズム、市場競争と民主的選挙の仕組みが働かないため、責任者の責任が問われる事が少なくなる。→したがって国民に被害を与えるような失敗をする政治家や官僚が独裁国家封建主義共産主義国家ではそのまま居続けると言う現象になる。→また官僚は自らの責任を出来る限り問われないようにするために、統計などのデータを改ざんして責任回避を続けようとする。→したがってこれが政府全体に及ぶことになり、統計などの数字が正確に反映されないために、政策の失敗が数多く続くことになり、独裁国家や共産主義国家においては時間とともに全体としての政治の失敗が積み上がっていく。それを改める機会がないまま続いていくことになる。→そのため最終的に国民が政策の失敗により被害に遭い続けルサンチマンが高まり内乱からクーデターに至る。


独裁主義封建主義共産主義においてはこのような政府が麻痺する構造に陥りやすい。

だから世界中でこれらの国々が時間とともに失敗していく。

これは基本的な集団化の方法論の問題なので、国家や民族にかかわらず起きる現象。

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