第114話 封建主義は人間を邪悪化する。 #戦争 #平和 #心理学 #哲学 #定期
封建主義は人間を邪悪化する。 #戦争 #平和 #心理学 #哲学 #定期
封建主義においては社会上の上位の者が下位の者を抑圧しハラスメントするのが常態化するので、下位の者にとっては非常に息苦しい社会となる。
血統主義に基づく地位の継承と社会上の立場の上位の者が血統主義において固定化されていると、その者たちは社会問題解決の失敗の時に責任を回避するため、責任追及を恐れ社会上の下位の者を弾圧し責任回避を図る。
社会の地位の安定性が、血統によるものであるとき、社会問題解決能力はその役職には問われないため、官僚や政治家は、必然的に社会問題の問題解決を失敗したときの責任追及を恐れるため、社会問題解決を放置しがちとなる。
社会問題を解決しようとして失敗したら社会的地位を失い、地位を得ているからもらえる富や名誉を失いかねない。新しい挑戦の失敗のリスクや可能性の方が危険なので、何もしないことを好むようになる。何もしない方が責任を問われないため、社会的地位を維持するためにも社会問題を解決しないほうがマシと言うことになり、必然的に社会的問題そしてそれに苦しむ人々のことを考えない方が良いと言う考え方に陥りやすくなる。そのため問題自体を認識しないことにする。(問題無認識主義)。
必然的に社会のより下位の者は、問題が解決しないため、苦しみ続ける世の中となり、ルサンチマンが高まって内乱からクーデターに至る。
社会的上位の者は、問題の発覚を恐れるため問題を隠蔽し苦しむ者を見捨てる行為を平然と行う。
その結果人々が他人を見捨てる方が勝利の法則と考え始めニヒリズムに走り世情に冷酷さが生まれることとなる。
そして社会上の下位の者はこれに対し反撃する能力が限られるため必然的に抑圧され続けることとなる。
このような社会になると社会上の上位の者によりおべんちゃらを使い、取り入った者の方が人生がうまくいくと考えるようになり、犯罪や賄賂が横行するようになる。血統主義に基づく社会上の立場と地位の固定化は必然的に人間を邪悪化するのである。
それは人間性の高いものがこのシステムに乗っかれば解決すると言うものではなく、そもそもの社会システムの根本的構造としての封建主義、血統主義の構造欠陥なのである。
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