第97話 司法取引制度の効果について。 #心理学 #政治 #哲学 #平和 #戦争 #社会 #定期 #犯罪

司法取引制度の効果について。

犯罪集団では1人の人が捕まっただけで司法取引に応じると、それまでの犯罪が全て明らかになる可能性がある。

もともと人間を信頼せず人を裏切った方がより優位に立てると考えがちな犯罪人格においては、犯罪者同士の結束とは名ばかりですぐに裏切りつぶし合うことになる。

サイコパスの集団はサイコパス同士で群れるしかない。サイコパスは人を傷つけてばかりいるので、周囲のほとんどの人に嫌われるからである。

ところがサイコパスは1度集団を小さく作った後その集団内で裏切り会うことが頻繁に行われる。

なぜならサイコパスとは人を傷つけることに肯定的なので自分の小さな仲間同士でも常に傷つけ合う発言や行動してばかりで裏切ってばかりいるからだ。

そのため司法取引制度においては犯罪集団の1部を捕まえて司法取引に応じさせることでサイコパスの性質である人を裏切った方が強いと言う考え方を利用してサイコパスの犯罪集団の犯罪を告発させることにするのである。

司法取引によって犯罪集団は比較的短期にお互いの犯罪を告発しあい双方が逮捕されやすい。

それにもかかわらず犯罪人格は自分が犯罪をやっていることを他人に知られることが全くないと過信しており、自分の仲間が後で警察に逮捕され司法取引に応じるかもしれないと考えることをしない。

犯罪人格は自己が犯罪を行う時完璧な犯罪計画を練っており、ばれる事は無いと言う過信に陥りやすい人格のため失敗を犯してすぐに逮捕される。

このような反社会性人格障害が犯罪のリスクを極めて軽く考えがちなのは、そもそも他人を傷つけることを重要視していないばかりでなく、自分自身の犯罪の能力が非常に高いと過信しているからなのである。それは錯覚なのだがその錯覚に気づけないこと自体が人生の破滅を生むのである。

サイコパスは最後には必ずその仲間内で裏切りあい破滅する関係なのだ。

そもそも他人の人権を侵害することに積極的な人格は、必然的に仲間も裏切ったほうが得だと考えやすいのだ。

だから最後にはサイコパスは破滅するのである。

正義が悪に最後に勝つのは、そもそもサイコパスのこのような自滅的性質による所がある。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る