第60話 他人を嘲笑したがる人々の心理構造(いじめの構造) #とは #定期 #心理学 #哲学 #戦争 #平和

他人を嘲笑したがる人々の心理構造(いじめの構造) #とは #定期 #心理学 #哲学 #戦争 #平和


嘲笑される人は他人に対して羞恥心を抱く、これは承認欲求の否定である=この心理を相手が起こすことを期待して、他人の努力を嘲笑し努力による他者能力の伸長を自ら抑え込むように仕向けさせようとする=つまり他者を嘲笑しようとする人とは他人の能力が伸びて他者が自己よりも比較優位に立つことを抑えようとする行為なのだ=嘲笑主義の本質とは自己の劣位性を確認し、そのような同質の者と共感して多数派を形成し、他者の能力伸長を抑え込むことで、自己の劣位性拡大を抑えようとし続ける行為なのだ。


他者をあざ笑いたがるものとは実は自己の劣位性に不安を抱えており、他人の能力との比較を恐怖しているのである。


お笑いが好きという心理は逆に言うと劣位性の共感を求めているということであり、自己の劣位性が認められる世界を望んでいるという心理でもある。


笑われるほうは劣位性に認識されることを恥、もしくは侮辱ととらえやすいのは、自分はさらに劣位であると認識されたということへの反発である。

それは他人によりよく自分を認識されたいという承認欲求の否定であり、その怒りとは暴力性で比較劣位性を乗り越えようという暴力による飛躍欲求の出現である。(これが弱小国のより過激な暴力欲求)


嘲笑いたがる人々を大量に見たらわかること。


彼らは実は自らの劣位性に深く悩んでいるために、同じように劣位性に悩む人々と多数派を形成することで比較優位存在と対抗しようとしているのである。

比較優位存在より劣位性ある者が多数派であるという形を整えることで自己の劣位性を他者との力の結合で対抗しようとしているのだ、そのため劣位性の群れが起きる。(いじめっ子の心理)


問題はこのような劣位存在が、他人をあざ笑ってばかりで他人より自己の能力を伸ばそうと努力せず侮辱と侮蔑を好んでばかりいることで、自ら努力し能力が伸びる時間を削ってしまうことである。


彼らの時間の使い方は不適切なのだ。


侮辱したがる人々を見たら怒る必要はない。


彼らは本当は救いを求めているのだが、その方法論がミスマッチなのだ。


他人をあざ笑っている時間を自らの能力を伸ばし自らの苦しみを解決する時間に充てるべきである。


社会的に嘲笑主義が広がっているときは気を付けること。


彼らは苦しんでいるのだが、対処がミスマッチなので苦しみ続けているのである。


サイコパスの群れ(大人と子供の様々な劣位性含む)とは、劣位性の群れであり、子供のころのいじめっ子グループが大人になると犯罪者グループになるのは、自己の劣位性払しょくのための努力の時間を作らず、他人を嘲笑したり暴力をふるったりするノウハウばかり不良行動として身につけてしまったため、大人になると社会的能力を持つことができず身につけた犯罪ノウハウで生きようとするからである。

子供のころ人をあざ笑ってばかりの人を見つけたら、彼らに努力の大切さを教えること。

それが将来の反社会性人格の成立を阻止し、犯罪発生率を低下させることである。

各教育者や人の親は自覚すべきことである。


そしてバラエティ番組の嘲笑主義とは、つまり社会的に劣位性ある人々に、大衆性としての劣位性の表現を増やすことで、劣位性に社会的許しと、劣位あるもののほうが多数派なので安心できる、という錯覚としての安心感を与えるような錯覚を持たせる行為であり、劣位性承認の代償行為なのである。


バラエティ番組を見て自分の劣位性が払しょくされるわけではないのだが、そのような劣位性表現に集まる人々と相互承認関係を作ることで、多数派を形成し自己の劣位性を比較性の比較機会数(社会的参照の機会)を減らす可能性を増やし劣位性による不利な局面の出現を極力抑えようとする多数派形成への欲求の代償行為なのだ。(この視聴率が上がるという構造は群集心理としての劣位性の群れの形成)


それを行ったところで自己の劣位性は消えない。

対処を間違っているのである。


エンタテイメントに集まる人々=代償行為に集まる人々=劣位性の群れ、その劣位性の群れによる群衆効果での比較劣位性払拭欲求および行動としての群れ化


とも言える。


この心理を深く理解し利用できることがエンタテイメントでの成功のコツ。





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