3話 待ちに待った日曜日

さて今日は待ちに待った日曜日!

つってもやることないし

うーんじゃあ町にでも行こうかな


町に着いた。ここは都会の中心部から離れているとはいえ、さすがに人が多いな。

「さて、どこから回ろうかな」


うーん、あっそういえば今日は俺が集めてるアーティストのアルバムが発売だったな。

よし、じゃあまずCDショップにでも行くかな。              

えーと、確かこの辺にCDショップがあったような覚えがあるんだけどな。おっ、やっと発見したぜぇ

さっさとCD買って、ゲーセンでも行こうかな。  

「新品だから・・・ここらへんだな。おっ!あったあった。」

よし、じゃあこれ買ってゲーセン行くか。



さて、じゃあゲーセン行くまえにCDでも聴こうかな♪

CDプレーヤーは小さい鞄に入ってたような、あれ?無い。

「何だこの紙切れ?」  『拝啓 門倉 翔 様

あなたのCDプレーヤーは私、立河 竜一が勝手にお借りしました。返して欲しければ、今すぐに私、立河 竜一に三年間服従致します。という内容のメールを送りなさい。 敬具

P.S 殺さないでね(´Д`)』


竜一・・・覚悟はできてんのか?


まぁ、CDぐらい家帰ってからでも聞けるからいいとして、ゲーセン行こーっと。さてと、やっぱりゲーセンといえば・・・

「格ゲーで勝負しようぜ!翔」

竜一がいた。俺はボディを殴り、悶絶している竜一をトイレまでひっぱって行った。竜一の口にトイレットペーパーを大量に詰め込み、ひたすらボディを殴り、逃げた。


・・・数分後

目が虚ろな竜一がやってきた。

「翔、お前はこんなさびれたジムよりももっといい場所へ行きな、そしてお前は世界を目指せ!」

こいつ、まだ冗談を言う余裕あるんだな。

まぁこいつの戯言はほっといてゲームでもするかな。


「竜一、久しぶりにレースでもするか?」

「おぅやるやる。やりますとも、でお金はそちらが払うんでしょ」

「馬鹿、ちゃんと自分の分くらい払え」

っと、今はレースに集中しなければ。

俺の選んだ車はバランス型のフツーなやつで、竜一はスピード重視の車を選んでいた。

(3 Three)

(2 Two )

(1 One )

  GO!!

俺はまず、アクセルを踏みスピードを上げていく。

ギアをいれかえ進んで行った。

竜一のほうはすぐにスピードは上がるが、上手くカーブを曲がりきれず、スピードを落としていた。

勝負は互角だった。

最後の直線に入った。同じタイミングで入った俺達、しかしバランス型の俺の車はスピードが上がらず、最後の最後で負けてしまった。


結局、格ゲーもぬいぐるみを多くとる勝負も負けてしまった俺は、昼飯をおごる羽目になってしまった。


「いやー翔さんすみませんねおごってもらって。」

「いや、まぁそれは別にどうでもいいんだけど。なんでお前の妹までいるんだよ!」

(竜一の妹の名前は立河 楓 タチカワ カエデ 糞生意気な中学三年)

「翔ってそんなこと気にするんだぁ〜、器ちいさいなぁ〜」

あっやっぱこいつ生意気だ

「まぁまぁこいつがゲーセン行くって言ったら勝手についてきたんだよ。」

はぁ〜楓って相手するの苦手なんだよなぁ。    「翔、パフェ注文してよ」

「お前はパフェ食ってないで受験勉強すりゃいいだろ」

「いいじゃない別に、テストなんて授業聞いてればほとんどわかるんだから!」

お前はは天才か!

まぁ今日は結構楽しく過ごせたから、まだいい日だったな。

「さてと、そろそろ俺は帰るからな」

「あっ!そうだ翔、これ返しとくわ」

竜一の鞄からでてきたものはCDプレーヤーだった。この後、俺はダブル立河に別れを告げて家に向かって歩きだした。



さてと、それじゃCDでも聴こうかな♪

買ったばかりのCDのビニールを破り、CDをとりだした。



ヘッドフォンから聞こえる音楽に耳を傾けながら、俺は歩いていく。


「はぁ〜、やっぱナチュラルヘッド・ノーヘアーズの歌はいいなぁ〜」


今なんか、周りの人から変な目で見られたような・・・・・気のせいかな♪


俺は気温が一番高くなる午後2時、陽気に鼻歌を歌いながら家へ歩いて行った。

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