【ゲーム業界】プレステの未来…
どの業種のエンタメでも、今のキーワードは「囲い込み」と「メディアミックス」なんだよね。それが構築されていない数少ないデジタル娯楽がゲームだと思う。
小説もかなり衰退していたけど、小説家になろうとかカクヨムとかのSNSで囲い込みを行うことで市場を盛り返したし、さらにメディアミックスで他業種の市場とも互換性を構築することに成功した。
ゲーム業界にサブスクリプションを導入したところで先細りを早めるだけだと思うんだ。市場そのものが縮小していってるからね。ハードの高騰化がネックだし。
だけど、世間はなんのかんのでスマホからPCに回帰したわけで、それは「仕事」をメディアミックスしたから、だったじゃん。仕事はスマホの性能じゃ心許ない所が多かった、てことで。
この先、AIが発達していけば各ご家庭のPCにバンドルすることになって、ご家庭用PCもゲーミングPCと機能面で差がない、という状況になると思うし、ユーザーが増えればAIをプラットフォームサーバーで捌くなんてことは物理的に不可能になるよ、回線がパンクする。そしたら個々のPCに搭載でしょ。
PCは肥大化する。仕事でAIが必須になり、PC容量がデカくなり、ゲームはその「ついで」で購入するようになるから、コストは負荷に数えなくて良くなるだろう。
(だからこそAIの権利侵害問題は早めに何とかしとけ、ての)
しかし、そうなるまでにはまだまだ時間が掛かるという点がネックになる。
そこで今手っ取り早く対策を打てるとすれば、やはり小説業界と同じくで「青田買い用の田んぼ」を作りだしてしまうことだと思う。ゲーム企業は実質デベロッパーで、個々の開発スタジオが上げてくるゲームを配信する仲買人のような立場だから、インディーズを囲い込むようなつもりで、制作者の卵を孵化する「場所」を作ればいいのだと思う。
インタラクティブに、あるいは感覚的にゲームを制作する為のツールというものは今までにも幾つか登場してきていたけど、今こそそれを流行らせる時じゃないかと。
今もそういうツールは生き残っているけど、いかんせん、敷居が高い。(笑
おまけにその界隈ってのは人があんまり居なくて賑わいが足りない。Steamみたいな、人が集まる「広場」がないと使用者は増えない。
だけど、例えばプレステだったら専用サーバーを用意して、ゲーム制作ツールと言いつつバグを生みそうなシステム面の大部分はカスタム済みにした、ストーリーだけを組み立てさせる、とかに限定したモノなら運用可能にならないだろうか。
ちょうど、マイクラがあるけど、あれの拡張版みたいなヤツで。使用出来るキャラやシステムはプリインストールして、感覚的に組み合わせるだけの仕様にすれば、プログラムに無縁のユーザーほど魅力的に感じてくれる、ということになる。
欲しいのは新規のユーザーなわけだから、従来のゲーマーやプログラム玄人ではなく、創作に興味のあるオタク気質の人々を引き寄せるのが得策だと思うんだよ。創作系オタクってのはそのままゲームとも親和性が高いと思われるし。
今は、ゲーム業界の裾野が広がっていかないこともネックのひとつで、それの解消に繋がるかと期待したのがDEIだったんじゃないの?とも思う。新しい客層なんているわけがなくて、虹のバッチを付けてる人々の大半は、実はゲームとの親和性がほとんどないウェイ系だと思うよ? 彼らの棲息域はTikTokとパーティ会場でしょ?
もし、女性ユーザーを釣りたいのなら、それこそ夢女子を足掛かりに、豊富な素材を提供することを売りに、創作ゲームプラットフォームを立ち上げたらいい。逆にPCではなくプレステという制限付きの環境で開発させることによって、迷惑な違法インストール利用とかの諸問題も対処しやすくなると思うんだよね。
ゲーム界隈でカクヨムみたいなプラットフォームがあれば、巧くいけば、制作者とユーザー、業界の裾野の要素が一度に増えると思うんだ。巧くいけば、だけど。(笑
ただ、なろうもカクヨムも、一朝一夕に今の巨大サイトになったわけじゃないから、育てる気概が何より必要とは思うけど。
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