【ポリコレ問題】スターウォーズが駄作になった理由
ルーカス氏はかつて、なんかの賞で白人アクターばかりが受賞したことを受けて大バッシングを食らったという動画を観た。その時に氏は、「宇宙人に人種差別だとかは無い」というような発言をしたとかで、炎上したのだそうだ。
この言葉の真意はわかんないけど、なんでエピソード9以後の新三部作とかがクソ駄作になったのかのリクツなら解るよね。作品の不純物濃度が高かっただけだから。
まず、それ以前の映画界で白人キャストばかりが持て囃されたのは、そういう風潮だったからだよね。映画界の慣習だの、世間の風潮だの、スポンサーの意向だのが「白人キャスト中心で」と求めたから、ルーカス氏は物語の役柄を白人アクターからチョイスしたに過ぎない。
それは白人が演じているだけで、ルーカス氏の純度100%の構想自体には些細な影響しか与えない「縛り」でしかなかった。主要人物が白人だらけ、なんてのはまぁご愛敬程度だ。全体の絵面としては色とりどりだからまぁ宇宙世代を表現出来ていただろう。
大事なのは、ルーカス氏の構想がまず先にあって、そこにテキトーに白人をチョイスしただけだった、というポイントだ。オマケにその要望はルーカス氏からではないのだから、完全にスターウォーズという作品にとっての不純物の要素だ。でもまぁ些細といっていいレベル。白人なら誰でも良い、中心人物は白人で、てレベルの注文だったろうと思う。だから脇を固めるキャストは黒人とかも出てたんじゃね?
宇宙時代が舞台なんだから、そこに色とりどりなCGカラーリングされた宇宙人キャストたちも加わって、色彩豊かだったから、監督的にはまぁOKって感じだったんじゃないかな。
それは不純物濃度として見た時には、かなりクリアなレベルで構想を実現出来たことだと思う。他者のご都合でねじ込まれる要素というものは、なんであろうが作品にとっては不純物としか見做すことは出来ない。正しい正しくないなど知ったことか。
ルーカス監督が撮ったエピソード9までは、不純物が少なかったけど、ポリコレを盛大にねじ込むようになってからの新三部作とかから先は、不純物が多かった、ということでしかないんだよ。構造だけで語ればそうなる。政治的正しさとかそんなもんは物語の作劇や構造にとってはただの不純物だ。
こういう不純物がたっぷり入った状態でなお、高水準の芸術作品を作り出せる監督というのは少ないよ。それは特に、高水準の作品がどんどん出てくる界隈においては、ムダに足枷を嵌めるようなことでしかないし。
しかもハリウッドは欺瞞を行った。不正と言っていいレベルだ。
芸術点には無関係のポリコレポイントを評価軸に加えたことだ。これは作劇上における不純物に過ぎない。このデブリにポイントを振り分けるという、芸術を競うという理念に反する不正を働いた。
これで、ハリウッドはジレンマに陥ったんだ。何から何まで矛盾するというジレンマだ。気付ける人は少ないだろうね。ポリコレ信者はトリ頭程度にはアホウ化してるし。矛盾してるし不正だ、ということに気付いてないだろ?(嗤
どこが公正なんだ。ポリコレの理念は机上の空論だ、と前にも書いたよ。
前提からが間違ってる、結論ありきの三段論法で作りだしたモンだから破綻するのは当然なんだよね。これ、前も書いたよ。
解りやすい例がちょうど日本にある。
日本のドラマって、程度が低いみたいに言われがちだったりするけど、その原因ははっきりしてて、芸能プロダクションが売り出したい新人の為に利便を図るせいだと言われてるよね。演技もへったくれもない大根役者を主役に抜擢すんだよ。原作付きなら原作キャラをイメージねじ曲げてその新人アイドルに合わせたものにする。設定まで変えてね。そういう悪弊が、日本じゃ散々扱き下ろされてた。
ポリコレをねじ込んで作る映画って、要するに、上で挙げた日本のクソドラマだからさ。そりゃあクソ映画にしかならんよな。(笑
しかも、オマケ付きだ。
日本のクソドラマとかはまだそのアイドルのファンが喜んでくれるんだけど、ポリコレに忖度したところで、ポリコレ活動家は芸術品に興味ないし、当たり前だとか思ってるんだからその映画観ないでしょ?
日本のアイドルファンは健気だよ? ちゃんと、そのアイドルを使ってくれてありがとうって、何周もそのドラマだの映画だの見て、おカネ落として買い支えるもん。
活動家はどうよ? カネをふんだくることはあっても、買い支えるとかしないでしょ。だからアイツ等に忖度なんかするだけコストのムダなんだよ、ただのクレーマーとして処理するのがビジネス的には正解なの。
机上の空論でしかない理念だわ、カネは落としてくれないわ、嫌がらせはしてくるわ、マウント大好きで所構わず喧嘩売ってるわ… なんで企業は相手すんの?(嗤
でもまぁ、日本も通ってきた道かなぁ、なんて思い直したりするよ。
メディアに躍らされてさ、メディアが右って言えば右向け右で騙されてた時代っての、確実にあったもんね、日本にも。
ネットの普及でさ、メディアがコントロールしようとしてるって気付く人が多くなって、あんまりテレビとか見なくなったし、新聞もカネのムダとか言って買う人少なくなったよね。シビリアンコントロールが隠れてる記事なんて、価値ないもん。
メディアなんてのはさ、何でもかんでも噛みついて疑って批判して、どこ寄りにもならないことが価値だったのにさぁ… 偏ってるってだけで価値が消えるんだよ、メディアってそういう性質だもん。政権批判して、野党批判して、世論批判して、何でもかんでも批判するから、逆に公平だって評価されるんじゃん。
何でもかんでも批判して、何でもかんでも賞賛して、ノンポリシーなのが逆に公正なんだよ。悪いことは批判するし良いことは賞賛する、昨日賞賛したコトでも今日違うと思えば即評価を覆す、それがメディアのあるべき姿だと思うけどね。
ノンポリシーがポリシーだ、て堂々と言えて意味が即通じる世の中にな~れっ。
あ、そう言や、最近のアイドルたちって目立って大根な人少なくなったよねぇ。
ちゃんとさ、要望が回っていくからそうなるんだと思うんよ。
ドラマファンからしたら大根を使うな!てガチギレ案件なんだけど、その要望が届いて、ドラマ制作陣とかテレビ局から芸能プロに、新人の演技力向上させろって要望が出るでしょ、そしたら芸能プロも新人たちに、売れたきゃ演技力磨け、てなる。次第に演技力ある新人がプッシュされるようになって、ドラマの質も向上して、ドラマファンもまぁ納得出来る出来になってくる… いい回転だよね、これ。
だけどポリコレでコレは期待出来ないからね?
要望を出すことを特権化してポリコレ派閥だけで専横するようになるからだよ。
その為の手段が、「差別のレッテル貼り」の正体なんだわ。騙されちゃってまー。
ポリコレ運動ってのは、平等に近しい集団の中で、特権階級を作りだそうとする動きなんだよ。それは古代に豪族とか生まれてきた動きと同じだし、共産主義者が一部の国家を切り取った手法と同じだし、まったく同じ動きをWoke運動って名前だけ変えただけなんよ。正体は同じ、特権貴族になりたい連中ってだけよ。
彼らの言うことに「一理ある…」とか思うのはもう騙されてる証拠だからね?
ポリコレとかDEIの理念が一見では正しいように見えても、それを実現させられるリクツにはなってないし、むしろ格差とか差別が悪化するような性質した連中だってことが本当なんだから、口先だけの詐欺師を一理ある、なんてのは愚の骨頂だよ。
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