間違ったフェミ思想と間違ったジェンダー思想で論争したところで正解は出ないと思うんだわ

 イギリスのトランス女性アナウンサーは、一見すると完全に女性。彼女に対しても、男性トイレを使えというのか、という抗議をね、あのJKローリング氏に言ったら、その反論が典型的なフェミ思想で返ったという話題を見たの。


「あなたは間違ったビデオを送っていると思います。この映像の中には女性はいません。ナルシストで浅はかで露出狂という、自分が考える女性を女性蔑視的な視線で楽しんでいるだけの男性が映っているだけです。」


 これ、トランス問題だけでなく、フェミ問題でも、テンプレな回答例らしいです。


 でも、これもさ、そういう思考というか、「それ、あなたの考えに過ぎませんよね?」で片付いちゃうんだよね。ほんとヒロユキ氏のこのひと言、万能すぎや。


 どっちの言い分も、「あなたの考えに過ぎない、押しつけるな。」なのね。


 トランスの女性が女子トイレに入ってきたら、生粋の女性は誰だって恐怖を感じるんだもん、パス度の如何に関わらず。それは生理的本能的恐怖心なんだから仕方ないんだよ、トランスの人らが望まずそう生まれたのと同じ。


 トランスの人らは、その同じ条件を、無条件で自分たちに合わせろと言うけど、同じ条件なんだから多数派に合わせた方が合理性では勝つよ?て話よな。



 つづくんじゃよ。


 つづきじゃよ。



 このローリング氏の言葉、テンプレだそうだけども、これはアカンよな。フェミニズムとしても矛盾しとるやないか、という代物だ。


 いわゆる女性仕草とか、所作というものは、男社会に押しつけられたもので、本来は女性らしさ男性らしさなどという規定はない、ていうのには賛成なんよ、私は。


 それと矛盾してるじゃん。思い切り。


 女性仕草とかはない、てのは「誰かの押しつけである」てのが核心なのに、自分が押しつけちゃってどうすんのよ。クネクネした仕草とか媚びた姿勢とか、それを本人が本人の意思で、女性らしさだと思ってやってる分は何も問題ないよ?


 ただ、それはその人が思う「女性らしい仕草」というだけであって、それはその人の性別を担保したりはしないんだよ。「で?」ていう話なんだ、これ。このトランスのアナウンサーさんが、自分の思う女性仕草をやってる、だからなに?て話よな。


 この人は女性仕草をしてるだけの男性、てトコは変わらんのよ。


 フェミニズムの定義では仕草は性別を担保しないんだよ。


 女性はどんな仕草をしようが自由である、仕草によって枠に嵌められたりしない、が本来のトコだろうからさ。逆で言ったら、だけどね。言いたいこととしては、女性に女性らしさだとか言って、仕草の規範を作って勝手に押しつけるな、だから。逆だとそうなるんだよ。仕草で女性性は担保されない、だ。


 非常に女性らしい仕草をした男性が、女性用施設で暴行に及ばないという保障はまったくないわけだよ。男性だからね。男性器がないなら話は別かと言えば、そうもいかなくて、男性を男性たらしめているものは何なのかという所が解決してないよね。


 これ、この人が男性であるということは「脳みそ」で決まる、かも知れないよ。


 性の、特に性衝動のメカニズム的な部分が男性と女性を分ける要素であるなら、性別は脳みそで分けることになるだろうからさ。男女で脳に差違があるのは明白だし。


 私は、ここは冷徹に見るべきと思うけどね。


 フェミさんたちも、女性性の「規範からの解放」という部分には賛同するんだったら、仕草や見た目で性別は判定出来ない、ということになるはずだ。だからこそ、「襲う機能を持ち、襲われた場合の被害がより深刻である男性機能を保持したままの人間が、女性専用施設に侵入できる状況は、女性の心身の安全を考慮して、よろしくない。」というのが本当と思う。


 危惧するべきは、「望まぬ妊娠」に絞られるべきだろう。それと、「筋力の差」が焦点となるべきだと思う。男性が女性施設を使用する時に危惧される点は、明確に「危害を加えられる時」なんだから。そしてそれ自体は同性同士でも起きる。


 内心で痴漢みたいな心でニヤニヤしてる程度のことは、取り締まれないよ。証拠がなければね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る