【セクシー田中さん】人の苦労を屁とも思わぬ業界
よく、脚本家の相沢さんに、「何度も何度も差し戻しで書き直しさせられれば作者の言いたいことに気付くもんだろ、」という意見が聞こえてくるが、この問題でそういう理解は甘いと思うんだ。
これは、「それすら日常的で常態化していた」と捉えるべきだろう。
脚本家は書き直しが常で、リテークを入れてくる相手は監督でもあろうし、プロデューサーでもあろうし、芸能事務所でもあろうし、スポンサーでもあろう、という意味だよ。そのくらい日常茶飯事で、もうその理不尽さに麻痺してたんだと思う。
こんな理不尽な事、あるか?
カクヨムは書き手が多いから、考えてみてほしい。一度仕上げた原稿を、まるでこちらの労力も手間も考えずに、何でもないことみたいに「書き直して」とか言ってくるってことやぞ。(首絞めてやりたいわ!)
それ書いたの、ちょちょいのちょいで書いたとでも思っているの? ラクガキみたいに、ちょちょいで書けるもんだとか、そういう認識なのか? ええ?
プロ意識とかじゃねんだよ、人としての心は無いのか? て話なんだよ。
こんなん、まともな会社ならここまで二度手間三度手間になるなら、システムの改善を図るよ。なにより無駄だもん。時間も人件費も無駄。なによりこんなクソシステムのままだったら社員が逃げちゃって倒産するわな。
いや、むしろ上層部のさ、社長だの取締りだのって人の仕事って、こういうトコの無駄を見つけ出して改善するのに四苦八苦するってのが主な業務じゃないの? なにやってんの、て聞きたいよね。
こんな、人の苦労を屁とも思ってないから、スキャンダルまみれになるんだよ、どこもかしこも。
社員が足りないんじゃないんだよ、二度手間三度手間のシステムを改善しないでゴリ押ししてるから時間が押してくるってだけだよ。「作り直しを減らす」をスローガンに掲げて、出来るだけ無駄を省くようにしたらどれだけ時間もカネも浮いてくるか、て感じになると思うわな。
専門家同士が膝突き合わせて話を決めるのが一番早いけど、これを片方、専門家じゃないヤツにした途端に合理性は崩れるよね。専門家同士だとシロウト置いてけぼりなモンにしがちっていう問題があるからバランス難しいのは解るけど。
テレビの場合はでも、プロデューサーが何でも決めすぎじゃないかという気がするよ。作るのはぜんぶ他人で、決めるだけなんだ、プロデューサー。こんなん無駄の極致だ。ろくな品質のモンがないのも頷けるよ。
「これこれ、こういう感じのものを、これとこれ使ってやって。」
だけどそこに必要な各種の専門性はといえば、ズブのシロウトなんだろ?
お題小説とか書いたら制限キツくてさ、自由にやれる時よりクオリティは下がるよ、ほとんどの人はさ。縛りなんだから。さらには、その縛りがどのくらい無茶振りかってのもよく解らんはずだ、自分で創作するクリエイターじゃない、創作時の感覚がない人だろうからさ。
有名大学出たことが、創作分野でドシロウトってことの穴埋めにはならんやろ。
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