長渕剛の件でも、頭の中がぐるぐるぐるぐる…
原稿に集中したい時に限って、色んな問題が世間で起きて、そっちに引っ張られてしまい、己の弱さに歯噛みする…… あると思います!
長渕はねぇ… いや、長渕さんはねぇ、あの人もまた『カイジ』な人なんだ…
カイジ。アニメ化され、実写映画化され、ネットミームにもなってメチャクチャ有名な漫画…… あれってさ、「弱い人間の哀しみ」ってトコがすごい魅力で。
カイジはほら、クズでしょ。普段はどうしようもないクズで、欲望に抗えない人。
でもさ、世の中に目を向けると、そういう「欲望に抗えない人」ってのは、割とどこにでも居るというか、まっとうな人より格段に多いと思えちゃうんだよね。
最近世間を賑わすようになったツイカスとか、バカッターとか、ついつい環境が許せば悪いコトやっちゃう意志の弱い人。頭の中じゃ解ってるんだろうけど、抗えないんだろうってすぐ解る。
痴漢、盗撮、迷惑行為、パチンカスとか酒での失敗。
ぜんぶ、欲望に抗えない人。
ただ、長渕剛は度を超していて、庇いようがないけど。
哀しいなぁ、と思う。ひたすら。
もうテレビじゃ長渕の曲は流れないんだろうな。デジタルも消されるかも。
デジタルの信用の無さがまた強化される。どんなにユーザー自身は欲していても、都合ひとつで簡単に消されて、もう戻ってこない。そういう押しつけが平然となされる。
長渕さんのやったことは許されないことだけど、その曲はそれでも好きだという人は、アナログを一生懸命に確保していることだろう。隠れキリシタンのように。
デジタルは、いつ、どこで、何で、どうなるか解らない。未来を保障しない信用のないメディアだから、大事なモノはこんなところに置かないことだ、と今回は強く思った。
あー、憂鬱な事件が続く。小ザメちゃんがせめてもの癒やし。
追記:
維新の前にあって、維新の後に消えたと思しきものを復活させるしかないのかも。
それは、「精神修養」とかいうヤツ。武士道やね。
追記の追記:
精神修養もだけど、それよりも「環境」が問題だわ。仕方がない部分ってのも勿論あるのは承知で、だけど最近の芸能界にまつわるスキャンダルって度を超してない?
環境が許すから、欲望に抗えない人が調子に乗っちゃうんだよ。
誰だってさ、調子に乗ってやらかすってのはあるんだよね。でも、そのやらかしを隠蔽する環境ってのは、はっきりと悪だろがと。今回の長渕剛の件はそれなんだよね。昭和から続く、TVが抱える負の遺産。
アイドルへのセクハラとか枕強要とか、世間じゃせいぜい盗撮とか、痴漢でも後ろから胸揉まれたとかのレベルなのに、芸能界だけは悪辣すぎない? レベルがケタ違いに悪くない? 強姦に近いことされて泣き寝入りって。ここだけ見たら欧米より低いモラルだよね。日本の民度をここ一カ所だけで徹底的に下げてるっていうさ。
しかもたぶんこんなのは氷山の一角なんだよ。
そんなレベルに悪辣な世界のさ、牛耳る側に居る日テレをさ、どうして漫画改変事件で潔白だなんて思えるの?
悪辣さでは定評のテレビ局をさ。そういうコトだよね。
芸能人にまつわる数々のあくどい噂話。それを生み出し、加害者を擁護して被害者に泣き寝入りを強いるその環境構造。そこに漫画原作改変問題も加わっただけだよ。
人権に関して普段ごちゃごちゃ言ってる偉い人たちが、今回、どういう態度を取ってるかで、彼らがファッション人権派に過ぎないってことも露見するんだよ。
視聴者を舐めて見るのもほんといい加減にした方がいいよ。
「恋愛ヤッホー」っての、流行りそうだなぁとか思ってるよ。
なろう系とかってのも小馬鹿にする言葉だったけど、恋愛ヤッホーも響きがいい。
でさぁ、別の話題で「引きこもりがついに150万人突破!」とかってのも聞こえてきたんだけど、この人たちはさ、とりあえず籠城の構えに入った人たちなんだよね。で、敵を何と見做してるかと言えば、昭和以前から連綿と続くパワハラ体質。クソ親爺どもがくたばって死に絶えるのを待ってるだけだよ。個人個人に焦点を当てると違う理由が個々に出てくるけど、社会現象としては「早く死に絶えろ」だと思うわ。
対立構造みたいに言われてるけど、「老人に優しくない若者たち」と「老害」との対立軸ではなく、「可愛げのない老人」と「死に絶えろと願う若者」の軸だよ。実際のトコは鎌倉武士の時代くらい殺伐してきてるなとか思う。でも鎌倉武士の時代もなんやかんや文化も発展したし歴史も続いたんで、別に平常運転かも知れないなと思う。日本人的には平常運転の「死ぬまで待とうホトトギス」。
テレビ業界の場合はさ、たぶん中堅あたりからは老害認定で早く死に絶えろとか思われてるんだろうなという見解。←こう思われてることを寂しいと思わなきゃなんだよな、当事者がさ。死を願われるってこんな寂しいことないよ。
何度目だかで書くけど、構造を変えたら良かったんだよね。原作者と脚本家はセットにしなきゃダメだって。漫画家って激務だからなかなか時間取れないけど、そこをちょっとスケジュールをさ、出版社が隔週連載とかに調整してさ、そんで打ち合わせの時間に充ててもらって、漫画家と脚本家と互いに摺り合わせて作る状況にしてから、「穴が開いてんですよ~」「キャスト、スタンバってるんです~」「スポンサーがもう付いてるんです~」って、こうソフトにさ、決裂を避けさせるっていう手法を採った方が良かったと思うんだよね。立場をさ、原作者が上としつつ、ドラマの数字という説得力で譲歩を引き出す、て方がさ。良かったんじゃないのかなって思うんだ。今さらどう足掻いたって戻っては来てもらえないんだけどさ。
最初っからこの体制にしておけばさ、主演女優さんももっと深みのある役を演じられて評価も上がっただろうし、他のキャストもそうなったろう。タイトなスケジュールにかまけて、安かろう悪かろうで制作してったツケが、看板シリーズが生まれない土壌になってんだよ。自分で自分の首を絞めてんじゃん。
それと、出来るなら苦労はないという話ではあるけど、原作者の側でもさ、ドラマとか映画とかは二次創作、原作とは別モノ。ていう認識が持てれば、と思うんよ。そしてそれをちゃんと出版社が徹底して、ドラマファンが原作の流れ改変を要求しても突っぱねる勇気を持ってさ、その背中を漫画家たちに見せてくれたらな、と思うの。
出版社はさ、二次創作なんかより原作のが上なのは当然だ、くらいの気概で仕事してよ。
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