新聞に書かれた記事の一部に、全世界への警告が宿る

『こうした韓国政府相手の裁判が起こされた背景には遺族会の焦燥があった。慰安婦問題では挺対協、徴用工問題では民族問題研究所といった”極左”市民団体-韓国では「運動圏」と呼ばれる-が韓国では文政権と歩調を揃えるような意見を唱え、歴史問題を牛耳っている状況にあるからだ。市民団体だけが我が物顔で活動する一方で、被害当事者は道具として利用されるだけ。状況が何も改善されない現実に被害者や遺族は苛立ちを覚えている。「政府は挺対協や民族問題研究所を経済的に支援し、メディアも彼らに協力している。一方で、私たち被害者団体には1ウォンの援助もありません。被害者に顔を背け、『運動圏』だけを支援することは本末転倒なこと。』


 これ、別に韓国に限った話ではなくなりつつある。アメリカでも起きていたし、たぶん仕掛けてる方と目されてる中国でもこの現象は起きてるだろう。


 活動家というのが、「国家転覆」を直接でやるのがトレンドに上がってきたということだと思う。かつてはそんな活動家を応援するほど市民はバカじゃなかったけど、最近はあまりに政治を教えないし興味がないという人が増えすぎて、コイツらの正体を判断する経験値というか、免疫が無くなってしまっているということじゃないかと思うんだよね。新しいテロルと呼ぶべきで、自分では気付いてないまま支援しちゃってる善良な人ってのも応じて増えてるよ。この手の活動家の本音は、国などどうでもいいし、被害者もどうでもいい、ただ自分の利益とか利権を作り出したいとしか思ってないってことで、それはかつてなら誰でも見抜けたもんだったんだよ…


 病気というのは、何も身体だけの話じゃないと思うんよ。


 韓国の現状は決して他人事と見てはいけないこと。



追記:

 オーウェルも「動物農場」で警告してたね、革命を起こそうとしてる連中はえてして自分が支配者と成り代わりたいだけだ、て。これは松本零士先生も999の中で題材にしてて、昭和くらいまではそんなのに騙されたりしなかったんだよなぁ。


「人を信じなさい」の美辞麗句がこんな、簡単に騙される人間を増やした。


 善だと思っていることは悪だったりするんだ。幻想を信じて、現実を見ない人が増えている。

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