ずぅっと引っ掛かってる言葉がある。
繰り返し何度も何度も観ていた夢の中で、ある時、一回だけ、たったひと言だけ台詞があったんだよね。
「シオンを追え!」
このシオンってのが何者なのか、複雑な関係がありそうで、けれど何かの目的を持つ彼を阻止するために躍起になって追っかけているという感じだった。
具体的なことは何一つ解らないけど、彼の計画は間違っているんだよね。だけど、こっちとしてはシオンって誰?て感じでさ。
それからずーっと、折に触れて、思い出したりする度に調べてみて、今まで全然解らなかった。
『シオンの議定書』
結論から言うと、…ユダヤだよ…
因縁あるなぁ。
今日になって、すごくすんなりと、気味が悪いくらいにすんなりと辿り着いたから、きっとこれも隠されていたよね。今日までは触れちゃいけないネタだった。
だいたい察しが付いたから、なんかスッキリというか、ストンと腑に落ちた。
物事を「善悪」で考えるのは止めようね。
それは間違いなんだ。
これから先は、多様性が重視されねばならない。多様性。正誤はないよ。
敵か味方かじゃないんだ。
例えばコロナをどう考える?
あれは死ぬ確率で言えば僅か数パーセント。だから今の対応を大袈裟すぎると批判する人々も居る。ワクチン接種が始まると、今度は副作用だの陰謀論だの大騒ぎだ。
コロナがなぜ恐ろしいのか、これは医療崩壊を引き起こすから怖いんだ。
関連死こそが恐れられている中心にあるものだ。
コロナで死ぬだけでなく、医療の逼迫が他の病の患者まで殺すことに繋がる。蔓延すればそれはネズミ算だと思った方がいい。かけ算で被害は膨れ上がる。
病人は放置できない。看護が要る。看護に手を取られ、経済活動はどっちみち落ちこむ。病院がマヒすれば家庭で中等症あたりからの患者は家族で診ることになる。経済を優先するなら、一人で患者を放置しなければならない。
感染拡大は軽症から重症まで多くの患者をベッドへ沈める。その傍には誰かが必ず必要になる。看護師が足りなければ家族が。あるいは配達要員が。通常生活が送れない患者の数だけ、手が取られる。感染拡大はネズミ算だ。
ロックダウンで事実上の全員隔離を行ったイタリアは一万人が死んだ。全員に一歩も外へ出るなと命令できたからそれで食い止められた。そうでなかったらネズミ算。
人の行き来がケタ外れになっている昨今、中世のペストより容易く蔓延する。
死亡率とかは、引っかけだったよね、コロナは。経済の死を呼ぶんだ。
多くの人が考察して、自分なりの考えを披瀝して、比較しあえて、データも共有できて、ああでもない、こうでもない、喧々諤々、それで何とか乗り越えられそうな兆しが見えた。オープンソースが勝利をもたらした。インターネットが。TVが。
「三人寄れば文殊の知恵」なのか、「船頭多くして船山に上る」なのか、だけどより多くの人が知恵を持ち寄って克服しようとしているのが、コロナだ。
かつての、中世のペスト大流行とは明確に違う。
世界はクラウドに繋がっている。隅々まで。
一握りの人間が指導者となる世界は終わりを告げたのだ、とっくの昔に。
これからは、皆で考え、皆で行動し、ああでもないこうでもない、と揉めながら進むんだ。だから敵味方と考えてはいけないんだよ。
米中もあれは交渉だ。脅し合いで互いに物騒なモノをチラ付かせてのガン飛ばし。だけど、何かの拍子にボタンを押してしまう可能性があって怖い。それは中国ではなく、北朝鮮だ。韓国が追い詰められているから、その口車に乗せられはしないかと心配だ。同胞であっても、同胞だからこそ、よく解っているはずだ。期待しても裏切られるだけだぞ。泥を被せる気だからあんたらに頼むんじゃないか。
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