「キモい」の分析
https://togetter.com/li/1268605
『「ラノベの表紙イラスト問題」に新説』
「(前略)表情の問題ではなく、頭の中でイラストの女性に喜ぶ架空のキモメンを想像して、それを自分(を含む全ての女性)をカップリングすることで「気持ち悪さ」を感じている仮説(後略)」
……違うぞ。イラストの女性をまだ見ぬ”我が子”、あるいは実在事件の”被害者少女”と重ね合わせて、架空のキモメンを”犯人”として浮上させた感想が「キモい」だ。
激しい嫌悪感と、反社会勢力認定による正義感を同時に感じているのだ。
なので、フェミが言い出した「お前の身体はお前のものではない、我々に性的に欲望される客体だ」という抑圧、という説諭は彼らの正義感に油を注ぎ込み、オタに対する異常なレベルでの憎悪を生み出している。
これに対するオタ側のカウンター言説である「お気持ち主張」がどれほど逆効果かは説明も要らないと思う。絵で陵辱しているだけだから問題ない、という主張にしか聞こえないことだろう。
最近は、オタの「ナマの声」に対する感想が「キモい」にスライドしつつある。ツイッターや棘の纏めなど、フェミvsオタの論争の中で、オタが発する「表象のキャラクターに人権はない」という用語が、別の響きを持って受け止められている。
もともとオタクという存在には偏見が付いて回っているから、それを払拭もしないうちから新たな確証を彼らに与えているようなものだ。
根幹にあるのは、萌え絵やラノベ・アニメで主流の「描き方」の技法に、女性をことさらに幼く描く流行りがあり、この記号がまさしく記号としてダイレクトに、ファン層以外にも届いてしまっているという点だろう。
彼らは正しく、そのイラストを「子供」と認識している。記号に従って。
しかし、そのような情勢を理解せず、オタ側では記号の意味を軽視し、「記号を使っておきながら都合良く、表象は大人であるとの内輪のみの了解を取り付けて」これに性的「魔改造」を施したわけだ。文字通り、オモチャにしたと受け取られる。
……フェミのセンセが言ってた1~6だったか、7だったかまで、役満じゃねーか。
しかも、この「被害者の哀れな子供」は成長して「社会と闘うフェミ」か「実在のサバイバーたち」と重ね合わされるのだ。彼らに支援のための募金をするような感覚で、手軽にオタ勢力を批判するに至る。
オタの萌え絵を叩くことは、「社会正義」に近付いている。
まさしく、THE BLUE HEARTSのトレイントレイン。
弱い者達が夕暮れ~さらに弱い者を叩く~♪
【追記(2023/01/31):
このフェミニズムの問題は、要点が現状でははっきりしている。
「フェミが持ち出した基準は、フェミという「いち学派」の創作造語でしかない。」
「ギルティの判定を下す基準を、どういう理屈でフェミが主導していいことになるのか。何を根拠にその権利を得ていると言えるのか。」
「フェミ理論の正当性は一切証明されていない。どこに物事の決定権を持てる余地があるのか。」
この三つ。
声の大きい者が、「嘘でも言い続ければ本当になる」を実践しているだけだと言い切れてしまうところが問題の本質を見るに大事な視点。感情以外に補強材料を何も持たないのがフェミニズム理論。理論とは呼べない、ただの主義。
(面倒になってきたんで、以後決定打を貼り付けて終わらせる。)
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