　批評は要らない、という意見がこのところすごく聞こえてくる。

　読めば、それがまた心に刺されば、中には悪い点が気になってつい批評じみたことを書いて、その欠点を直してほしいなという思考に行く人も居るのだけど？

　私だよっ。

　なんだか、最近、読むのが面倒臭くなっているのはコレが原因だったりする。

　読めば、直した方がいいのに、てポイントはどうしたって見つかるんだよ。それを黙ってるにはストレスが厳しいのだよ。だから、最初から読まないことにしたのよ。だって言いたくなっちゃうんだもん。

　なまじ、文章技巧に関してはものすごく勉強したっていう自負はあるからね。自分が知っている限りの、罠にハマって、損なってしまっている作品なんかを見たらそりゃあ、言いたくなるってものでしょう？

　すごく斬新な設定で、アラスジ部分の掴みでは絶対に読者を前のめりに出来ているだろう、ていう作品がさ、冒頭でどーでもいい世界観説明を一生懸命にやってるせいで読者に逃げられてんなー、とか思ったら、そりゃ言いたくならない？

　だいたい、読者は冒頭部でポイ捨てしていくのが解っているんだから、冒頭部だけでもガッチリ書けたら、それだけでフォロワーが一桁違ってくるって、実証済みなんだけど？？？（pixivで批評グループやってて晒し参加の人の結果を追ってたから）

　批評を受けて、手直しするだけで、確かな効果は実証済みレベルなのよ。

　だから余計、言いたくなっちゃうんだけど、別に読者の数とか問題じゃない、ただ気持ちよく書いていたいだけっていう作者さんが居るのも確かなんだよねぇ。

　批評をください、という文言がなければ書かないようにはしているけど、なんかなぁ、と思うのでした。（これだけ批評に対するネガキャンじみた空気があるとな…）

　巧くいかないもんですな。片方には、喉から手が出るほど作品を良くするアドバイスを欲しがる声があり、片方には、もう放っておいてって泣いてる作者の声がある。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい