　棘で、ちょろっと目にした疑問。アンケまで取った人が居るようで、けど実際は作者さんそれぞれで理由は色々とあるんだろうなぁと。それでも、なんとな～く予測の付く範囲での回答例を挙げてみたい。（笑

　○主人公といえば高校生だというイメージがあるから。

　○ターゲットの読者層がそこら辺だから。

　○ターゲットの読者層がそこら辺を好きそうだから。

　○大人主人公だと書きにくくなるから。

　○大人主人公が出張るほど深い物語じゃないから。

　○大人主人公が出張るほど難解な物語じゃないから。

　○大人主人公が出張るほどハードな物語じゃないから。

　いや、何が言いたいかってと、例えば誰もが知ってそうな作品を挙げるとだね、それこそ例えばだけど「チームバチスタシリーズ」とか「藁の楯」とか「天空の蜂」とか、こういう重厚な作品に未成年の、子供の主人公を出しても荷が重いだけだろう、という話で。

　適材適所というか、そりゃまぁ高校生主人公にしたっていいんだけども、描く方はものすごく苦労するからやめとけ、てだけの話だね、という話。

　正直、そこまでして大人主人公が妥当な物語で高校生若造主人公にする意味がないというか……だから、今現在高校生主人公の物語というのは、それに見合った物語だからそれでOKってだけの話と思うのよ。

　テーマとか物語の価値とかはそれこそどっちも同じだけど、手法が違うから道具立ても違うという感じでしょうかねぇ。

　高校生だけでなく大学生とか、学生だというだけで行動範囲とかに制限が出来るし、能力にも制限が出てくる。医者や刑事、その他の専門家だからこその幅広い行動範囲や人脈、知見を犠牲にしてまで若さに執着する意味はないのだよねぇ…

（けどヒロインを若いのにして世界観のリアリティをぶち壊すのはよくあるポカ）

　ヒロインが精神的に年齢不相応に幼稚で…とかはガッカリポイントあるある。（笑

　けどこれも作者の力量による、とも言えてしまってな。例えばジブリ作品の多くは当たり前に主要キャラに子供が出てくるが、それで世界が台無しにはならないよね、てこと。（最近、ドラマを見なくなったのは、なんちゅーか、「おしん」の頃から比べて明らか人物がキャラクター化してて作り物っぽいからだったりする…）

　ドタバタコメディだったら別にいんだけどさぁ…ての、最近、特に女優さんの演技で多くね？（苦笑　（カントクさんの采配がそうなんだったらスマンです）

　皮肉な言い方をすると、「大人主人公の大人向け物語書けるヤツが少ないだけ」で終わってしまう話かも知れないけどね。（私も書けないのでブーメラン）

　棘の記事、イラストとかでも少女ばっかりだ！と吠えてらっしゃるのだが、私はこれ、描き手にとっても少女のが難易度低いだけだろという気がしてる。大人の魅力的な女性絵とか、大人の魅力的な男性絵というだけで、ハードル上がると思わん？　描き手でもあるから凄く思うけども。（年齢上がるほど描くのが困難になるのに加えて魅力を付加するのがもうモロに実力が出る）