自信家ですか?
今日も、棘をダラダラ見ていたんだけど、「こいつ、すげーな、自分にも書けるって、そんな自信がどこから来るんだ?」みたいな揶揄のコメを読んでさ。
え? 私は、プロ作家の作品にでも半数くらいは「私ならもっと巧く書く。」と思ってしまったりするけど、みんなはそうじゃないの?
そう思ってしまった後で、「いかん、いかん、驕っちゃいかん。」と必死に自戒して、そういう傲慢な心を無理くり押さえつけるのがデフォだと思ってた。
「やられた!」て思う時があるわけよ、かつて絶賛した『星降り山荘の殺人』だとかは、あれはさすがに「私ならもっと巧く書く、」とは思わんもの。あれこれ考えてしまったりはするけど。
私ならあのキャラは本当にそのまま主役に据えてしまって、作品の方を台無しにしてしまうだろう、とかの改悪方向での書き方しか浮かばなくって、それで「私なら」の試算が終了してしまったし。それだからこその、「やられた!」でもあって、あれは本当に考えれば考えただけ、グゥの音も出ないってヤツで、傑作と認めたわ。
「こんなの書けない、」て思わされたモノ以外はぜんぶ、「こんなの私にだって書ける、」ではないのか? と問いたいね、逆に。
もっと自分の心を偽り無く、赤裸々に、正確に分解してみなよ? と思ったよ。
イイ子ちゃん、とか。イイカッコしやがって、とか思ってしまう。ああいう意見、ほんと嫌いだなぁ。ホンネ隠して、イイ顔しようとして、そんな姿勢で何を書いたって、人には刺さらんよ?
ここだけの話、件の芥川候補の問題作、あれだって「こんなんでいいなら、私にだって書けるな。」と、思った人は多かったんじゃないの? MeTooだよ。
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