夢の終着駅

 以前から、乗り物に乗ってどこかへ向かうという夢をよく見ていたのです。


 モノレールだったり市電だったり新幹線だったり、レールは続くよどこまでも、てな感じで、だいたいはレールがどんどん目的地から逸れていき、乗り換えしなきゃという感じで目覚めがくる、というものでした。


 どこへ向かってるのかよく解からない、ディズニーなんちゃらみたいに楽しいところなのでしょうか、とにかくそこへ行きたくてしょうがないのに行けない。すぐレールが逸れて、目的地から離れていってしまう、そんな夢です。


 本日、久しぶりにコレ系の夢を見まして、新幹線でのツアーらしいですね、今回。


 途中でなんかどっかの島の遺跡に立ち寄ってしまったものの、初めて、目的地に到着したのです。夢の中の私は着いた着いたと興奮しておりました。この狭い路地を、数メートルほど先には開けた明るい大通りがありまして、路地からすぐ目の前に見えていて、ガイドのおねーちゃんがあと少しですよ、とにこやかに手招きしていました。


 私の、長年かけて辿り着けなかったその終着の駅、目的の地は……




 名古屋。


(ナゼダカヨクワカラナイ)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る