　他の方のエッセイで初めて知ったのだけど、今、アニメの一期ってたったの三ヶ月しかないの？　それで終わるなんてすごい目まぐるしいねぇ。定着する暇なんかないんじゃないのかと思ってしまうけども。

　子供玩具需要を狙ったヒーローモノだって一年スパンで、しかも何気にシリーズ化して連鎖させてんのに、どういう狙いでそうなってんのかと不思議だわ。単純にアニメ文化のジリ貧に貢献しているとしか思わないんだけども。

　悪いサイクルが確立されちゃってるんだろうねぇ、テレビは深夜枠に追い込まれてて、スポンサーが付かないでしょ。そうすると制作費に跳ね返るんだよね。で、ＤＶＤだので稼がなきゃいけなくなって、そしたら当たらなかった作品は早く打ち切りたいわけよ、だけど漫画みたいに途中でブチ切りするスタイルになぜしなかったかは知らんけど、全体で放映期間を短くする方向へ行っちゃったんだろね。

　期間が短けりゃ、内容だって薄くなるし、印象に残すのが大変になるわけだ。今はまだアニメが歴史的に培ってきたイメージを食いつぶすことで何とか持ちこたえてるけど、これからが大変だね。

　コレ、確か、音楽業界でも海外と日本の違いでちょくちょく話を聞いたヤツだわ。海外アーティストは年に何曲も作らないのよ、日本はものすごくハイスピードでどんどん出すけど。で、どっちが良いかってと、十年スパンの長い目で見たら、海外の方が正解だった、て感じの結論が言われてたよね。消費行動でいえば、安かろう不味かろう、の手法そのものなわけだもん。大量生産大量消費。これが今現在ではあちこちの業界で否定されて改善が危急課題ってことになってる。

　アニメもラノベも同じってことだろうと思うわ。