朗読会と書評がブームだそうだ。
雑誌で読んだ記事だから、バイアスもあるとは思うんだけど、読書離れとか言われるのは疑問視するみたいな話が書かれていたのです。
確かに、ネットでも書評サイトとか書評ブログとかは以前からあったけど、最近は特に活発な感じだよね。ビブリオバトルとか。
私は最初、このビブリオバトルという言葉を聞いてもピンと来なくて、何を闘う集会なんだろかとか思っていたクチです。(笑
本が売れない売れないと聞きますが、その内情はかなりイメージと違うようで、実際のところは「新刊が売れない」という話らしいですわ。紛らわしい…
これ、どこかでも書いたけどさ、蓄積されてきた書籍群すべてがライバルになってんでしょう? 今の読者は、「古い、ダサ~い、」というバイアスはないってだけ。
けど、このバイアスにかなり助けられてる部分はあったんだろうね、業界としては。何のリクツもなしに人々は無条件で新刊を買ってくれてたわけだし。それが既刊の名作とかまで購買範囲に入れば、そりゃ新刊が不利なのは解かりきってる。
なワケで、今の時代は、新刊が売れないというだけ、むしろ読者数は増加傾向、相互での紹介も活発だし、ソシャゲに代わる新たなコミュニケーションツールとしての脚光まで浴び始めている、というのがホントのトコらしいです。
新刊と既刊とが同じ天秤に掛けられて買うかどうかで揺れているという今の現状ですけど、これ、古本屋さんが脚光浴びてもいいんと違うかなぁ。既刊は安く抑えてもらって、その浮いたお金で新刊を一冊でも買って貰えたらいいよね。時間は無限じゃないから冊数的には変わらんかもだけども。いやいや、月に二冊の人が読書の面白さに目覚めて他のツールに回してた時間をこっちに使ってくれたら、他からシェアを奪えたら、恩の字じゃね?(笑
ビブリオバトルって、紹介したい「これだ!」という本を持ち寄り、互いにそのレビューをつき合わせて、バトルをするという趣旨らしいです。これが流行り傾向にあるんだって。
で、読み聞かせとか朗読会みたいな穏やか傾向のもじわじわブームになりかけているそうです。こういうのはインスタとも相性良さげだから、火が付くかもね。
そうなると。
インスタ映えか。(笑
どーりで、膵臓とかが売れるはずだわ。あの表紙ならインスタでオタでない世間一般に晒したって恥ずかしくはないわな。おぱんつ美少女はアウトだもんな。(笑
最近のラノベの表紙、目に入る分だけで判断しても別におぱんつな絵柄じゃないよね、かつてはホントに酷かったけどさ。
だけど、悲しいかな、その頃のイメージは強固にこびり付いていて、あの系統の絵柄はそうでなくてもそういうイメージのバイアスが掛かってしまうのが難儀だね。
「君の名は。」はさ、私は初期のCMで流れた美しい風景画のアニメーション、あれがバズった勝因だろうと睨んでるのね。最初からアニメ絵全開なキャラの方で押してたらあれほどヒットしただろうかと思ってる。
川辺を流れる紅葉と瀬の煌めき、あのCMが火付けだったと思うんだね。世界では日本のアニメのクオリティは信頼されているけど、日本本国では過剰供給のせいでその信頼は揺らいでいるじゃないすか。食い飽きた的な倦怠っての漂ってると思う。
そこへ、あの紅葉のクオリティがぶっつけられたから、目が醒める思いがしたのは確かなんだよね、あのCM。そういう事だろうと分析してる。
書籍の方でも、いよいよクオリティが言われる時代に突入かもね。
追記。
最近、ちょっと疑うものがあって。それは、ネット上で交わされる意見というか、ツイッターのまとめとかを読んでいても、なんだか世間と隔離してんじゃないかという予感というか、勘働きのようなものを感じるんだよね。
ネット世論と、実際の世論が、大きくズレている。それは前々からも言われていたけど、どっちかというと文化面ではズレなどなかったよーに思うのだけど、それがズレ始めてんのかな、と。
ぶっちゃけで言うなら、ネットに書いてんのはオタクだけ、みたいな?
インスタが出たじゃん。もしかして、一般人はそっちに大移動果たしちゃって、残ってるオタクだけが他のSNSでわちゃわちゃやってて、一般人はもうこっちなどほとんど参考にはしてないんじゃないか、て。取り残された田舎状態ってか。
情報発信ツールとしての主導権はもうインスタが持ってるってみて間違いないわけでさ。朗読会だの書評ブームって、読書メーターのランキングと数値を見ても、なんかが起きてるぞ、と解かるじゃん。
次のブーム、もう来てる。テンプレラノベに継ぐ、次。なんだろう、朗読に適したもの? どうせ簡略化されたシンプル文体は揺り戻しで美文調の流行りに取って代わられる時がくる、とは思ってたけど、まさかそんなに早かったの?
で、この流れがネットで情報を見ていてもまったく片鱗が見えてもこない。インスタを覗かないと最新情報のチェックが難しいってトコまで来ているのか? 私の出入りの場がすべて、寂れた片田舎化してるってことだろか。
ネット利用者の数が過去最大で、例えばなろうやカクヨムの利用者が何万人という数字でも、その何万人など%で見れば、過疎地の人口ほどでしかない、そういう風に認識を改めるべきなのかも知れない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます