風邪っ引きの間にいろいろ
悟りを開いたり、悟りを開いたり、悟りを開いたり……してましたっ。
悟りというのは一度開けばそれで満願というわけではなく、何度も何度も小出しに訪れるものなのですな。「ひらめいたー!」てのとあんま変わらん。
よぅ難しくて悟ったと同時に忘れてしまったり、悟ったけど言語に出来なかったり。もやもやしとりますわ。それと、ヘンな夢を完全版で見ました。以前から何度か見ていた同じ夢で、意味が解からなかった夢。
私は学校の階段を駆け下りていく、ちょっとした恐怖心がある、他にも何人か居るようだが見えない、誰かが追ってくる、そんな感じ。
今までは追いかけてくるモノは解からなかった。駆け下りてく先も解からない。だいたい途中で目が醒める感じでしたわ。だから、階段を駆け下りてく夢ってだけ。
今回、階段の先が小学校の下駄箱かなんか、玄関口で、他の人々ってのも見えた。辿り着けたのですな、今回はちゃんと。
年齢も性別もバラバラな複数人、それを追っていたのは小学生くらいの女の子。私は階段を降りた先で、ようやくそこへ合流し、招かれざる客で、その少女の肩を叩いて振り向かせる。怒ってるのよ、その子。
で、悟ったわけです。「あ、私、なんも関係ねーわ、」て。
「なんか用!?」て感じの反応の女の子が、だけど、ちょっと落ち着きを取り戻す。玄関口で集結した人々はバツが悪そうな顔で、お前らなんかしたな、てのが解かる顔付き。関係はないんだけど――て思ってる時に目が醒めた。
次はたぶん説得。たぶん、そんな流れだ。目が醒めてまず因果応報だの諸行無常だのなんや仏教的な無常観というか、「いまさらどうこう思うだけ時間の無駄でしょ、もうやめなさい、」と、言ってやればよかったと鬱々してました。
彼女と彼らの間に何があったのか、それは知らない。だが、刹那の一事に囚われるほど愚かしいことはない、恐らくはもう死者である彼女にすればなおさら、それは無常の話であって、意味など求めるべくもない。次行きなさい、次、と思ったのでした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます