神の名を出しても神が宿るわけではない

 遊戯王とか孔雀王みたいに、神の名さえ出せばホイホイ宿ってきてくれるわけではない、てのが面白いトコで、向こうさんにも選ぶ権利がある、てか向こう優先ってのがまた面白い。んで、神が宿った作品の人気は凄まじい。そらそーだわ、て感じ。


 昔の人はなんとか神の力を借りようと一生懸命祈ったのだろうが、サクッと無視して、ぜんぜん下心とか無しで付けただけの場所へホイホイ行ってしまうらしい。まことに混沌属性の神々らしいエピソードだ。


 おまけにキャラの性格大改造。自分に近付けちゃう。(笑


 最初の登場時と、最近とでまったく性格が変わってしまい、おまけにファンが激増したとか、カリスマ出てきちゃった、とかのキャラが居たら疑わしい。

 時には外見まで変えられてしまう。作者を操り、好き放題してくのだ。


 だいたいにおいて主役さえ喰おうとする。知ったこっちゃねぇ、が基本。

 物語さえ大きく軌道を逸れていく。自分が面白がれる、が基本だから!


 それが神に乗っ取られたキャラかどうかは、作者が一番解かるのかも知れない。


 けど、私の勘だと、女性キャラに乗り移ってく確率はほとんど無い、と見た方がいいんじゃないかと思う。特に日本の女性キャラは神様的に嫌いなタイプが多い。


 女として書かず、人間として捉えて書けば、神様好みになる。そんだけ女として書く時に、書き手がなんか気に食わん理想を練りこむんだろうと思う。



 男らしさ、女らしさ、を意識して書くと、人間らしさを失う。

 男らしさ、女らしさ、は個々の独自性を無視した商品タグだから、だそうだ。

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