大手書店に行った。びっくらポンや!(死語)
びっくらポン、もう何年前の流行語だらうか。近頃、時間の過ぎるのが早い、早すぎる、光陰矢のごとし。飛ぶ鳥は眼下を眺めるのか、花火は下から見るか横から見るか。未読。
最近の本屋さんはもう、ミキシング状態だ。気になったのはやっぱり漫画の棚縮小。ほんの何年か前まで、ご近所の本屋でも漫画は全体の半分を下回ることなどなかったのに、もうスマフォで見るものとの価値観にシフトさせていってるようだ。
そうなると、本屋のデザインが変わってくるものらしい。
なんちゅーか、お洒落になってたよ。レコードショップかと思ったくらい、レイアウトとかコーディネイトが洒落たカフェテリア風だった。そこにある書籍も実用書を筆頭に(今は明らか実用書一強)、娯楽系としては文豪や著名作家の、いわゆる昔の本だわな、そういうのを表装を今風にして置いてあるし、もちろん新書として新人作家の本もバンバン置かれていた。
客層も、赤ちゃん連れの若いご夫婦とか、女学生が連れ立ってとか、老若男女で賑わっている。さすが都心部の大手書店。京都駅、大阪梅田に続く、今回は大阪天満橋をリサーチしてきましたが。
おっさんだらけかと思ったら、フツーに学生に女性客もおるやんけ、と。
京都も梅田もそうだったんだけど、レイアウトがほんとに変わってきたなと思います。作家順のと出版社順のと、読者の目に留まる機会が二段構えになってたよ。まぁ、スペースに余裕ぶっこいてる大型書店だもんね、という感じに。
で、カクヨム発の『横浜駅SF』を発見。(笑
すげーよ、普通に恩田陸の隣に挟まってるし。(笑
どういう基準でここにあるんだ、とか思ってしまったけど、そこは新書紹介のコーナーらしくて、他には「火花」とか「膵臓が食べたい」も置いてあった。で、傍に圧巻の「君の名は」コーナーが等身大パネル付きでどどーん、て感じ。
売れる、は正義なのだなぁとつくづく。
んで、話は変わって、実家の姉がなろうをちょいちょい読んでるとかで、お勧めのウェブサイトを教えてくれたんだけど、最近のなろうは二段構えの商戦略を取っているんだねぇ。巧い手だなと感心したけども。
だけどあれだ、もう小説家を育てようという気はないよね、あのやり方は。
つまりアレだ、漫画化しちゃうんだ、片っ端から。文章力がお粗末でも、二次創作を読む感覚になるから読めちゃうようになるんだよね、そうなると。
捩れ現象というか何と言うか。
原作はなろう小説のはずなのに、いち早くコミカライズしちゃうでしょ、すると人気も信者も小説ではなく漫画の方へ行っちゃうだろう。で、原作も読みに行く人がいるとしても、もう二次創作としか映らないんだわ。
これじゃ作者自身は育たないじゃん。なんというか、なんというか、だわ。
姉は面白けりゃいいじゃん、と言っていた。そりゃまぁ、そうだけどさ。
なんかモヤモヤした。
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