「お仕事コンテスト」らしい。
参考にユーザーさんの書いたレポートを読みました。
「第三回カクヨムユーザーミーティングで教えてもらったこと」作者 甲斐はじめ氏
あと、カクヨムブログも読んだ。あんまり無視してたらなんか申し訳ない気がしてきたんで、ちょろっと感想とか分析とか書いてみたいと思います。
えー、たぶん「異世界」や「ファンタジー」系はごめんなさい、という事でしょう。
「のぶ」とかあるのは知ってるけど、二番煎じになる上に、やるなら「のぶ」を超えねば読者層的にも角川文庫だと厳しいと思う。ラノベレーベルではないからね。
「下町ロケット」とか、三倍返しだ!のああいう一般文芸系のキャラ小説を求めていますって意味だろうと思った。「家政婦のミタ」とかの。
昨今、ヒットを飛ばしたドラマや映画は、ストーリーの秀逸さよりキャラの目立ち具合がヒット要因だったわけで、それを指してのキャラ小説発言と思ったね。
キャラクターはラノベ的な、ちょっと大袈裟というか、こんなヤツ本当に居たら奇人変人かDQNだ、というような際立った人物像が良くって、その代わりに世界観やストーリーの方はしっかりと現実社会を反映したモノを、という事でしょうか。
まー、最近に流行った作品のキャラって、もし隣にフツーに住んでいたら、絶対警戒して変人レッテル貼るようなのが多いわけで、自然に存在する人物らしからぬデフォルメされた大袈裟さを持つ人ですわな。
ひと昔前ならそういう人物像は小バカにされたもんでしたが、今はOKになってるって事だろうなと思います。隣近所には絶対に居ない、いや世の中に居るとは思えないような人物。(実際は日々そういう人の話題で驚かされたりするけど)
シン・ゴジラのアメリカ大使が一部不評だった事に代表されるアレな感覚は、もっと強かったと記憶していまして、良い時代になりましたー。
しかし、ラノベ的な人物像と文学文芸的な人物像とで何か違いがあるか、と言えば、たぶん無いと思うんですよねぇ。人物像そのものではあんまり……昔から、例えば明智小五郎の昔から、大袈裟な人物像なんてあったと思うし。
金田一耕介しかり、ホームズしかり、探偵モノでなくても時代劇からホームコメディから、立ったキャラクターって皆、いわゆるラノベ的な人物造詣だったと思う。
ただ、求めているのはそれらであって、本当に昨今の漫画アニメラノベに見るような、「特殊仕様のキャラ」とは違うって事ではないかなと思います。
やっぱ世間一般ではまだまだ「特殊能力持ち」だとかは、漫画の世界とバカにする向きがあるんだというのは感じますからねぇ。出来すぎな世界観や設定だとかは敬遠しておくのが良いのか。
探偵山猫とか、あとなんか目が特殊な探偵とか、あれ視聴率的にはどうだったんですかー? てことかと。(笑
申し訳ないが、たぶん、ラノベ的過ぎて「掟上今日子」さんは視聴率が低かったんではないかと睨んでいたりします。なんであの髪の色にしたのか。あそこは原作無視した方がちょっとは興味を持たれただろうにと思いましたもんねー。「アニメでやれよ、アニメで。」とか思ってた視聴者は観なかった、というか。
設定も人物像も大袈裟なので、それを実写で芝居に映すとモロに大根役者の大袈裟芝居になってしまうんですわな。これ、アニメの宮崎監督なんかは、声優を使わない理由として「芝居が大袈裟でキライ」とはっきり表明してますがな。
ラノベ・アニメはキャラの動作や言動が大袈裟だ、というとものすごく反感を買うんですけどもね。解からん人にはたぶん解からない微妙な差です。私も以前はまったく気付かなかったくらいですもんよ。
色々と細かい点を拘って、ああだこうだを勉強してくうちに、ある時ふっと気付いたという。で、言葉は悪いけど、文学や文芸のキャラに比べると、ほんの少しだけなんだけどラノベ・アニメのキャラは大袈裟。
けど、たぶんそれがラノベ・アニメの作品のキャラクターが立ちやすい傾向を作り上げるキモになってる重要な要素だろうと思います。文学や文芸の作品でラノベとかみたいに立ったキャラなんてそんなに見ないですもん。
金田一耕介にしろ、ホームズにしろ、とにかく名の知れたキャラクターって、すごくラノベ・アニメチックなキャラ造詣ですよ。あとは、あんまりやりすぎない、どこまで抑えれば文学文芸の範囲に収まるか、というトコかなと思います。
うーん、自分じゃすごくよく解かっている部分だけど、人に説明するのは難しい部分ですね、これ。(苦笑
まー、ヤンジャンとかの青年誌漫画チックな作品なら安全パイなのかなと思います。テキトーな事言っておしまいっ。
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