あなたの大事な人の顔を思い浮かべてから読んでください

芳賀 概夢@コミカライズ連載中

The second person No.1

 やっほー!

 今日も君にあえて嬉しいよ。




 ホ、ホントだよ!

 君に会えるのが、毎日楽しみなんだからね。




 ……え?


 君はまた、そんなことを言うんだから……。

 そんなわけないよ。


 すぐうたがうけどぉ、君はもっと自信を持っていいと思うよ。

 もちろん、君が好きになってくれていることも知っているよ。

 でも、それ以上に、君を好きなこともわかってね。




 うん!

 もちろん、君の側から離れないつもり。

 いつまでなんて聞かないでね。

 ずっと……ずっと一緒にいるつもりなんだから。

 君しかいないんだから。


 ……って、恥ずかしいこと言わせないでよ!




 わかってる。

 そんなこと関係ないよね。

 生まれとか、血のつながりとか。

 そういうのひっくるめて、君が好き。


 お父さんに似て、君はちょっと短気なところあるけどね。





 ……え?

 なんでそんなこと言うの?


 ち、違うよ!

 そんなつもりじゃ……。


 君の優しいところも、ちゃんと知ってるよ!


 ちょ、ちょっと待って!

 それは君のかんちが――







 ああ~ぁ……。

 君はとうとう最後までわかってくれなかったんだね……。

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